私は大人になってASDと診断された女性です。数年前まではあまりASD女性の人口は少なかったけど、今では私のように診断される人も増えて、国や仕事を支援してくれる場所も増えてきて個人的に嬉しい限りです。
今日は私がこれまで生きてきた中で感じてきた、苦手なこと、疲れやすい理由、そして一般的に言われている発達障害(ASD)について記事にしていきます。
【ASD女性】特性&苦手なことと、疲れやすいこと
~ASDの特性&苦手なこと~
1.対人関係をうまく築けない
思考が健常者と異なる感覚があるため、人との関係で意思疎通を簡単に受け取れない為、相手に全力で合わせようとしてしまい、脳内フル回転で処理をし続けることになり、脳内パニックを起こし、対人面においてのマルチタスク状態になり、仕事とか会話含めてできなくなります。(100m走を何往復もしてる状態だと考えると想像しやすいかもです)
2.予定が変わるとパニックになりフラストレーションがたまる&切り替えに時間が必要
一点に全エネルギーを使って物事を描き、脳内で準備をしているので、その予定がなくなると、かなり落ち込む、そして自己回復するのに健常者に比べ少し時間がかかる。
3.仕事上でマルチタスク業務が鬼苦手
仕事上では特に使い物にならなくなり、他者から出来ない人扱いを受け仕事、または学校に行きたくなくなることが頻繁に起きる。結果的に退職することが多い。か
4.上下関係の目に見えない曖昧さが理解できないため、過度に敬語、またはため口になる
どこからが敬語で話すべき人なのか、どこからが敬語をやめて、ため口で話していいのかの見分けがいつまでたっても分からない。または妙に固くるしい話し方をする。私は話したいことがありすぎると、面接みたいな話し方を良くしています。
5.目に見えない指示を理解することが難しい
”~になるように”とか”だいたい”の言葉が健常者にとって「おそらくこれくらい」がASDの場合、あいまいさが分からないことが多く、一旦スイッチがはいると”自分の思い描くその図のように完璧に忠実に仕上げたい”が大部分を占めて作業は丁寧だけど、時間がかかりすぎてしまう。
6.集中しすぎて周りに人がいると気が散ってイライラしてしまう。自分が思い描くアイデアが浮かび、それを阻害されるとイライラしてしまう。そしてASD女性の場合、怒ることを表に出すことが苦手で内側にフラストレーションがたまる。そして忘れない。
7.0.100思考。間がない思考傾向がある。大人になることで、その場での対応はできるけど内なる思考は変わらない
8.好きなことに貪欲
おなじことをずっとしていられる。人から良く飽きないねと言われるけど、好きなことは何十年たっても好き。継続することが得意。

ということが、あげられます&私の体験も交えて文字を書きました。
続いて、ASDが疲れやすいことです。
【ASD女性】が疲れやすい5つの理由
~ASDが疲れやすいこと~
1.周りに合わせようと全エネルギーを使って消耗する。
健常者が無意識に目の見えない暗黙の了解を感じて場の雰囲気を疲れないレベルで把握することが難しく、過度に周りに合わせすぎて疲労する
2.周りが騒がしいと気が散り、自分の作業効率の妨げになるためイライラするけど、発言が出来ずにフラストレーションが常に貯まり疲労する
3.過集中することで、空腹にすら気が付かない。お風呂の存在も忘れる
4.嫌なことがあると希死念慮が出るほど、ネガティブな思考を繰り返し疲労する
5.興味を持つことが独自なことで回りと共感できることが限定して、他者と楽しめず疲労する

【ASD女性】が快適に暮らす方法
結論から申し上げますと、自分を大切にすることと、相手に過度に期待しないことです。
自分を大切にするという意味は、無理に人に全エネルギーを使って合わせて消耗するのを避けることと、自分が快適だと思う環境に身を置いたり、出来ることを見つけて自分を褒めて自信につなげられるような生活をすることです。
しかしなりふり構わず社会と関係を切るわけではありません。自分が心地いい仕事、自分が心地のいい環境、自分が心地のいいやり方を見つけましょう。
基本、仕事は一人で完結できるものが絶対に良いし、友達関係も特性を話しても変わらずに友達でいてくれる人とだけ過ごすと良いです。
私は写真が趣味で一人旅とか、一人カフェ巡りとかして、満喫してます!
