私は2022年6月にASD(アスペルガー)と診断された当事者女です。そして私の得意は勉強と情報収集です。そして実際に攻撃的なアスペルガーの兄を持っていて、カサンドラ症候群になった経験を照らし合わせ問題について考えてみました。
ネットで「アスペルガー」と検索すると「アスペルガーすぐキレる」とか「すぐ怒る」とか攻撃的な人がいて、結婚するとカサンドラ症候群になってしまう人がいる。って記事に目が留まりました。だけど、私はどちらかというとアスペルガーですが、めったに怒りません。
これはどういうことなのか!?興味が高まり、調べたら、アスペルガーには4つの種類があることが分かったので、記事にしようと思いました。
「カサンドラ症候群」攻撃的なASD(アスペルガー)とそうでないアスペルガーの違いと種類
ASD(アスペルガー)は大きく分けて、4つの種類があります。
4つの中で攻撃的なアスペルガーは、尊大型になります。
では、一つ一つ特徴を踏まえて、見ていきましょう!
1、積極奇異型
積極的に人と関わりをもとうとするけど、結局はどこかで他人との感覚や考え方の異変を感じると深く人と関係を作ることを好まないグループです。
2、受動型
HSPに似ている人達です。常に受け身で人の感情に敏感です。合わせることが得意で嫌なことを嫌といえず、内側にストレスが溜まってしまうグループです。有名な著書で”空気が読めるアスペルガー”というタイトルの本が出ているくらいです。
3、尊大型
俗にいうアスペルガー夫になるタイプのグループです。自分の意見と人が違う意見を持っていると攻撃されたと勘違いし、共感出来ていないことで強い怒りを感じ「お前が悪い」などの暴言をいってしまうグループです。
4、孤立型
孤立型は、興味関心が自分に向いているので、人といると疲労しやすく一人でいることを好むグループです。何を考えているか分からないといった特徴もあります。
と、4種類があります。
私はおそらく孤立型と受動型のミックスだと思います。
あなたやあなたの大切な人はどれでしたか?
~怒るアスペルガーの心理状態~
異常なほどまでに怒りまくるアスペルガーの人の心理状態は、他の事を考える余裕が1ミクロンもありません。それはASDの特徴でもあって、1つのことしか考えられないからです。そして0.100思考が働いているため、相手が少しでも自分と違う意見、相手のアラが見えたときは、猛攻撃のスイッチが入り、相手が傷つくであろうことを、今だ!と言わんばかりの攻撃をします。
そして自分の思い通りにならないと、今度は理由もなしに「相手が全部悪い攻撃」をします。もはやDVや精神的DVを相手に与えてしまうこともあります。
もちろん大人の発達障害だと、これじゃ、うまくいかない。と気が付き対処する経験値も上がり、気を付けてうまく社会生活ができる人もいますが、気が付けない人もたくさんいます。
ちなみにうちの兄はあとで気が付くタイプですが、絶対に謝ってきません。兄のすることは私を痛め付けておいて、私をうつ病にして、なかったことにするのが大の得意です。もう最悪・・・。
そういった攻撃的なアスペルガーを救えるのは、最強で優しく、懲りずに傍にいてくる天使みたいな人、もしくはプロと呼ばれる人の協力や勉強を教えてくれる人達の支援です。
それらなくして、攻撃的なアスペルガーは、社会生活を渡っていくのは難しい面があります。
それでも感受性などが乏しい、つまり想像することが不得意なタイプの方はプロからのアドバイスも、指摘してくる言葉にしか取れない為、最初はまた怒って終わります。だけど年単位でじょじょに適応することもあります。
尊大型の人が怒りやすい原因を心理学的、脳科学的に考えてみました。
アスペルガーが怒りっぽい理由
基本的に男女ともに怒りっぽい人は多いようです。
理由は、発達障害の脳の特徴である、記憶のメモリーが小さいことと、言語能力が健常者に比べて乏しい点です。また物心ついたときから他人とうまくいかない経験から、円滑なコミュニケーションの方法を学ぶことなく大人になってしまっていることから、トラウマ経験から人が怖くなり、自分を守るために先に怒るのです。つまり、自分が傷つきたくないので自分を守ることに精一杯で相手を傷つけていることに気が付いていても、止められないのです。
また、もともとアスペルガーは場の空気を読んで臨機応変な対応が難しい傾向があるため、自分が正しいと思っていることがいつもと違うと、気持ち悪くて怒ってしまうことがあげられます。
そして、すぐにキレてしまうアスペルガーくん、さんといると、カサンドラ症候群になってしまう人います。カサンドラ症候群になる人は基本的に優しい人が多いです。
自分よりも相手のことを優先してしまい、気が付いたら相手の言いなりになっていた!なんてことも空くありません。そして私の勉強結果ではカサンドラ症候群になる人は、少なからず、精神疾患になりやすい要素を持っているように感じます。
カサンドラ症候群になりやすい人も実は少しだけ要素を持っている
カサンドラ症候群になる人は、もともと精神疾患になる要素を持っている人がいるように感じます。
そして幼少期から、外にストレスを発散することよりも、自分の内側にストレスを入れて、一人で解決してきた我慢強い人が多いように思います。
ではそんな耐久力もある人がなぜ、カサンドラ症候群になるかというと、うつ病になる時と同じ原理です。コップの水(心理的ストレス)が溜まる速さと、自分で解決して水を抜く速度のバランスが取れなくなった時にうつ病に似たカサンドラ症候群になります。
そして我慢強いのでうつ病を発症していても放置出来てしまう特徴もあり、自分でも、そして周りからも気づきにくくなります。
アドバイスは、一旦立ち止まって考えてみてください。あなたのしたかったことは何?

発達障害で仕事が続かず、金銭面で怒ってしまうことが多い時
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本日も、最後までありがとうございました。