基礎英語を勉強していると誰もがぶつかるcan,be able toの違い。
意味は両方日本語にすると『~することできる』になってしまう。
品詞が違うのはわかるけど、使いこなすために、どう違いがあるのかをみて行きましょう。
can,be able to の違いと使い分け
結論から申し上げますとcan,be able toの基本意味は「~できる」です。
そしてほとんどcan,couldだけで「できる」「出来た」のみで英語で表現できます。
じゃあ、何のためにbe able toという単語があるかというと、条件を含んむ「できる」「出来た」を表すときに使います。
そして未来を指す「He will be able to speak English next year.」「彼は来年英語を話すことができるでしょう」のような文を表現したいときに使います。
これはHe will can speak English next year.のような助動詞will+助動詞canを並べておくことが出来ないため、will be able toの形になります。
と、いったんcan ,be able toの大きな違いが分かったところでcan ,be able toの基本意味を解説します。
~canの基本意味~
“Can”は一般的な能力や簡単な行動を指します。日常的なスキルやカジュアルな日常的状況で「~できる」「~できますか?」という具体的な能力を表現する言葉です。例えば、「I can swim.」は「私は泳げる」「Can you swim?」「あなたは泳げますか?」という基本的なスキルを指します。
~be able toの意味~
“Able to”はcanよりフォーマルで、特定の条件や状況を考慮した言い回しです。また、「Able to」は成功や努力に焦点を当てることがあります。例えば、「I am able to swim in the pool without any assistance.」「私は補助なしでプールで泳ぐことができます。」は、他の人の助けなしでプールで泳ぐことができるという能力をより具体的に表現しています。
その他にbe able toはそんなに親しくない人に”何かをお願いすることが出来ますか?”というフォーマルに使うことも出来ます。
例えば親しい家族や友達ならcanを使って「Can you drive me to the airport today?」「今日空港まで車で送ってくれないかな?」と言えるところをやや遠慮がちに丁寧に言う場合be able toを使って「Would you be able to give me a lift to the airport today?」「大丈夫だったら/可能だったら 今日空港まで車で送ってもらえませんか?」
と使いわけがあります。
と、違いがなんとなく分かったところで、例文でより理解していきましょう。
canとbe able toの例文
Can:
I can swim in the pool.
プールで泳ぐことができます。
Able to:
I am able to swim in the pool without any assistance.
私は補助なしでプールで泳ぐことができます。
Can:
She can play the guitar.
彼女はギターを弾くことができます。
Able to:
She is able to play the guitar in front of a large audience.
彼女は大勢の聴衆の前でギターを弾くことができます。
Can:
We can speak French.
私たちはフランス語を話すことができます。
Able to:
We are able to speak French fluently after years of practice.
私たちは何年も練習したおかげでフランス語を流暢に話すことができます。
Can:
He can solve math problems quickly.
彼は数学の問題をすぐに解くことができます。
Able to:
He is able to solve complex math problems with ease.
彼は複雑な数学の問題を簡単に解くことができます。
というようにcanはカジュアルに一般的にシンプルに「できる」と表現し、be able toは条件が付いた状態の「できる」になります。
次はbe able toしか使えない場面を紹介していきます。↓
be able toでしか表せない 未来の文
結論、未来の『~できる』はwill canにはできないので、will be able toしか使えない。
過去の『~出来た』を表すときは、一定期間努力して『~出来た』be/was able toを使う。
一時期的に「~出来た」の場合は、couldを使っても構わない。
説明してきます。
~未来の『~できる』の例文~
- 彼女は来年200m泳げるようになるでしょう
She will be able to swim 200m next year. - 彼は来年英語が話せるようになるでしょう
He will be able to speak English next year.
この場合、冒頭でも少し触れましたが、文法的に”will can”とすると品詞が両方とも助動詞の為、使う事が出来ません。
そのためwillの後ろに置けるのは形容詞であるbe able toにする必要があります。
was able to,could 「出来た」過去の例文
過去の「~することが出来た」「できた」は基本と応用があります。
基本の「~することが出来た」「できた」was able to,couldは入れ替え可能
- I could swim when I was five.
五歳の時に私は泳げました。 - I was able to swim when I was five.
五歳の時に私は泳げました。
とどちらで言っても問題はありません。
基本をおさらいすると、can ,couldは友達間、家族間などカジュアルに使います。
反対にbe able toはあまり親しくない間柄、もしくは特定の条件の時に使います。
応用編の「~することが出来た」「出来た」was able toを使います
- Was she able to find the library? Yes, she was.
彼女は図書館を見つけることが出来ましたか?はい、出来ました。
↑これの説明。
be able toを使うときは特定の状況や条件が強調される場合に使用します。「できた」かどうか、「成功することができたか」どうか、の障害や困難に対する能力を問う場合に使います。つまり、ここでbe able toが使われている理由は、彼女は道に迷ってグーグルマップを使ったり、人に聞いたりして個人の能力を使ったことが表現されています。
とはいっても、もちろんcouldで表すことも可能ですがニュアンスが少し変わります。 - Could she find the library?Yes, she could.
彼女は図書館を見つけることが出来ましたか?はい、出来ました。
ということも出来ます。
↑これの説明。
単に過去の「できた」の出来事を問いたい場合に使用します。 - あなたは大学入試に合格出来ましたか?はい、出来ました。
Were you able to pass the entrance exam?Yes,I am.
アドバイス:迷ったらcan,couldだけ覚えれば良いです。ネイティブの人は感覚で使いわけていますがほとんどcan,couldを使っています。
今回のcan,be able toの違いを語るのは私自身も難しい部分がありました。
~最近、気になる英語コーチングスクール~
本日も最後まで読んでくれてありがとうございました。
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