私はASD、境界知能を持っている当事者で現役の通信制大学生なのですがネットで【発達障害でも行ける大学】という項目を目にします。この問いに対して答えるなら私は「通信制大学です」と答えます。
その理由を通信制短期大学卒業、4年制通信制大学編入し卒業確定中の私が発達障害の不得意と境界知能の不得意をふまえて、何故「通信制大学」が合っているのか!を話していきます!
ASDや境界知能でも行ける大学は通信制大学です!
結論から申し上げますと、ASDや境界知能は”通信制大学”が向いていると思います!
その理由は、通信制大学だと一部の能力が低い部分をクラスの人にバカ扱いをされることもなく、また自分自身も周りと比べることもなく、穏やかな気持ちでもくもくと自分のペースで学習ができるからです。
具体例でいうと、ASD、境界知能、もしくは軽度知的障害がある人は、初めて見る勉強内容、問題、資料を健常者に比べて把握するための時間が少しかかることがありますが、その点についても通信制大学ならいくらでも自分の時間で学習を進めていけます。
この『理解』がゆっくりな理由は、ASD,境界知能の人は”ワーキングメモリ―が低い傾向がある”ためと言われています。
もちろんすべての発達障害者がワーキングメモリ―が低いということではないけど、自身でなんとなく、
『授業の進み方についていけないなぁ』
『コミュニケーションが苦手だな』
と思う人はワーキングメモリ―が関係している可能性が高いです。
なんでかっていうと、私が自身が知能検査でワーキングメモリ―が低く出ている当事者だからです。
さらにASDも乗っかっているので、簡単に言い表せないほど、大変な部分もたくさんあります。
ただ絶対的に言いたいのは、こんな障害持ちの私でも短大も普通に卒業して、大学も卒業まじかの結果を出せてるってことです。これが通学型の大学だったらコミュニケーションの問題で『鬱』とかになって無理だっただろうなぁって思うのです。
ASD・境界知能の人が通信大学が向いてる理由!
ASD,境界知能の人が共通する苦手と得意
(※私の価値観とネットで得た情報をバランスよくまとめてみました)
①変化が苦手
- 環境の変化からくる、体力消耗、能力消耗しがち。
②通学でかなりの体力が消耗する
- 通学で疲れ果てる。
- 疲れすぎて学校についてすぐに人と話ができない。
- 体力回復時間と気持ちの切り替えが必要。
③集団生活が苦手
- 人と関わることで体力を奪われがち
- 人とどう話していいのかが分からない
- 集団で受ける授業についていけない
- 授業中に質問が浮かんで、質問しようとすると『話し終わったあと質問してください』と言われて、「分かりました」と返答した後、自分が質問したい内容が頭の中からすっぽり消えていて、質問できない。
②感覚過敏
- 香水の匂い、人から感じる雰囲気を過度に感じすぎてしまう。
- その日に着ている服の着心地わるいと気になって仕方がなくなる。
③マルチタスクの苦手
- 1度に2つ以上の同時進行が苦手。
- 話をしながら勉強するとか集中できなくて無理。
- 1つなら出来る。
③コミュニケーションが苦手
- 内容に興味がない、または友達の話ている内容が理解できない点があり、返答でおかしなことを言ってしまいがち。
- ノリで話すか笑ってごまかすかをして過ごしている。
- 気を抜くと場違いなことを言いがち。
- 基本、健常者とみている世界が違う。
- 浮かないために、常に全力で頭を使って人に合わせて話す。
- 気が休まらない。
- 常に早く帰りたいと思っている。
- 自分の意見を言うと、たいてい周りと一致しなくて落ち込む。
④一人で考えるのが得意
- じっくりと自分のひらめきをコンコンと突き詰めていくのが好き
- 情報収取しはじめたら、勉強、日常生活すべてにおいて、気が済むまで過集中で作業をしがち。
- コツコツ自分で勉強することのほうが安心する
- 一人のほうが勉強がはかどる
- 成績は悪くない
という点から考えても、通信制大学ならほとんどのことを避けて、成績評価を上げつつ、大学卒業が目指せます!
ここからちょっと、お仕事の話
発達障害が国に認知されて、支援センターの数もどんどん増えています。
障害者枠の仕事を紹介してくれるので、気になる方はお近くのセンターに一度見学に行かれてみるのも知識を1つ増やす感覚で行ってみるといいと思います(‘ω’)ノ
私が見学した事業所✨(*^▽^*)↓
内容めちゃくちゃ良かったので大学を卒業したら、どこかの就労支援に通いたいと思っています。
たぶん、同じように障害持っている人は仕事でも躓くことが頻繁にあると思うので見学しに行きたい人は行ってみてください。
私も今後、通いだしたら記事にしていきます。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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