人によるかもですが、ASDや境界知能であっても勉強が出来る人と出来ない人とに分かれています。
私は勉強面では珍しいのかもしれないけど、割と勉強は出来る方なんです。そのため大学も卒業できるし、資格試験や運転免許なんかも一発合格することが出来ます。また指先も器用なほうでピアノも弾けてしまうんです。スポーツも個人でやるものなら割とすぐに結果を出せるのだけど、勉強面でどうしてもできない、苦手、何度やってもいまいち、成績が上がりにくい!ということがあるので、どんなことに躓いているのか当事者で勉強好きな私ができないことを語っていきます。
ASDと境界知能の私が「出来ない勉強」と「解決方法」を伝えて行きます。
結論から言うと、ASDや境界知能で勉強が出来るようになりたいなら、まず「知能検査」で何が苦手な脳なのかを知る事です。
とはいっても私は知らないまま勉強してきてしまっていたのだけど・・・・。でも大人になって自分がASDで境界知能だったと知った知能検査結果を見て、自分の苦手な科目と知能検査の結果が合致してたので、これから勉強方法を探している人は、知能検査を受けられる病院で一度受けてみて原因を知るのも手だと思います!
さてここからがASD 境界知能あるあるの算数できない問題を話して行きます。
境界知能 ASDあるある 算数が苦手
境界知能やASD ADHDを持っている人は「算数」が苦手な人が多い傾向があります。
ただ例外もあり発達障害なのに「算数」「計算」が得意という稀な人もいます。彼らのカテゴリーはサヴァン症候群と言われています。
ただし、ほとんどの方が苦手な傾向があります。
当事者の私は典型的な「算数が苦手」な人です。
でも勉強が好きなタイプで救われていることがたくさんあります。
算数克服で勉強法に取り入れたもの↓
勉強の方法は、小学3年の算数ドリルを使いました。このドリル、たまたまAmazonで評判が良かったので適当に買ったものだったのだけど、買ってみて東京大学の研究で「集中力が上がった」などという研究結果もある有名なドリルでした。
今では苦手な暗算が割と出来るようになって日常生活に彩りさえ感じ始めています。
あとしたことは、数字の概念がない私は「数字」を見ると、拒否反応を起こすのだけど、代わりに🍎に置き換えて問題を解いてみたら、不思議とすんなり勉強に集中ができました。
算数克服の記事と実際に使っている「うんこドリル算数」をこちらの記事にまとめています。↓
ASD 境界知能は数字の概念がないため、繰り上がりと繰り下がりがある計算、例えば7+16のような繰り上がる計算に難しさを感じることが多い傾向があります。
また私のケースでいうと数字の0の概念がないため計算ができないという症状がありました。これラ全て数字として考えずイラストで🍎にしたら計算できるようになりました。
とはいっても完全に理解しているわけではないので、正解する日もあれば不正解に戻ってしまう日もあるを繰り返していますけど、まえよりずいぶんと計算できるようになりました。
名言を残すなら「数字で考えないで、イラストでイメージしろ」ですかね?
境界知能 ASDどうして算数が苦手?
その理由は、「数字の概念がない」ことと「暗算するための脳内のメモ(ワーキングメモリ―)」が小さいことが多く、数字の繰り上がり、繰り下がりを脳内にとどめておけない為だと言われています。
実際に私の知能検査の結果でもワーキングメモリ―が70台と低くでていて、納得の結果でした。
ただ私の場合は知能検査にも出ているのだけど、知覚推理と情報処理が速いため、計算式が頭に浮かぶんです。だけど計算ができないという可哀想なタイプで計算機必須です。
知能は訓練すると、ある程度伸びる説
これは境界知能人に朗報なのだけど、知能はある程度経験や訓練によって、ある程度伸ばせると言われているんです。とはいっても健常者のような知能にいかせることは難しい面があると言われています。
実際に私は訓練前は知能指数が70台だったのだけど、訓練によって今は知能指数が80台にあがりましたので、この研究結果は嘘ではないぽいなぁって思っているので、みんなも訓練してみて欲しいです。
訓練ってどうやるの?ってところだと思うけど、私のおすすめ勉強方法は出来ない、無理ってしないで考え方の視点を変えるってことをして伸ばしてきました。
本を読むのが遅い、漢字が読めない
これも発達障害や境界知能を持っている人のあるあるなのですが、本を読むのが遅いうえに同年代が読める漢字が読めないことがあり、本をスラスラと読めない困難があります。
簡単な本ならスラスラ読めるのだけど、大学提供の教科書は日本語が難しく、かなり躓きながら、日本語をネットで検索しながら読んでいて努力してた時期があります。
そのため本を読むのに時間がかかりました。
また勉強して気が付いたことは、タイトルを飛ばして読んだり、行間をスキップして読んでいることもあり、自分でびっくりしました。
本を読むのが苦手な人の解決方法は↓
「本の上に定規を当てながら読む」と「蛍光ペンで線を引いて読む」です。
蛍光ペンのおすすめは「消えるペン」です。
発達障害 境界知能 歴史が苦手
最後に発達障害 境界知能にとって一番難問といってもいい、暗記と数字が出てくる歴史や日本史、社会科目が苦手なひとが多いです。
そもそも歴史系の科目は登場人物が多く、現実社会でも人の顔と名前が一致しなくてなかなか覚えられないのに歴史の本の中の登場人物の数が多すぎます。そして歴史上の人物って偉くなると子供時と活躍してから名前が代わったりするので余計に複雑になり覚えていられない。
苦手な日本史、歴史を克服した方法は↓
- 時間をかけて教科書を人の3倍読むこと
- イメージしやすいようにアニメ(動画や漫画)で理解すること
- 登場人物を全てノートに書きだし、年表と行事で合わせてイメージすること
この3つの勉強方法で解決し、大学の日本史、世界史、アメリカ史、イギリス史、アメリカ文学史、イギリス文学史すべての試験を合格させました。
まとめ
ASD,境界知能でも知能検査を受けて、なにが苦手な脳なのかを知った上で対策をとれば割と点数取れます。あとは、時間をかけて努力し続けられること。集中に邪魔になるものは積極的にすべて排除することも勉強の1つの準備になります。苦手な算数はイラストに置き換える。歴史はアニメーションを利用してイメージさせるが鉄板です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
意外と努力してるでしょ?
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