日本人がcan,be able toを使いこなせない理由は、日本語にすると両方とも「~出来る」という意味ととらえているからです。今日は、それぞれの意味理解を理解して使いわけが出来るようにしていきましょう!
can,be able to の違いと意味を正しく理解しよう!
「can」と「be able to」は、どちらも「〜できる」という意味がありますが、実際は違いがあります。
違いの結論から申し上げますと「can」は、能力や許可、可能性を表現する。「be able to」は、特に特定の状況や時期における能力を表す際に使います。
詳しくみて行きましょう。
「can」の基本的な意味
「can」は、能力や許可、可能性を表現するために使います。
- 能力を示す:
- 例: She can speak three languages.(彼女は3つの言語を話せます。)
- 許可を示す:
- 例: Can I leave early today?(今日は早く帰ってもいいですか?)
- 可能性を示す:
- 例: It can get very hot in summer.(夏はとても暑くなることがあります。)
「can」は、現在の能力や許可について話す時に使うのが一般的です。
「can」を使った可能性を表すときは、特に自然現象や一般的な状況・事実について話す時に使われることが多いです。
「can」可能性の使い方
可能性の例:
- It can rain a lot in the rainy season.(雨季にはたくさん雨が降ることがあります。)
- 「could」を使った場合:
- It could rain tomorrow.(明日、雨が降るかもしれません。)
このように、状況に応じて「can」と「could」の使い分けが重要です。どちらも可能性を表しますが、「can」は一般的な可能性や習慣をいうのに対して、「could」はより不確実な可能性や仮定的な状況を示すことが多いです。
「be able to」の使い方
「be able to」は、特に特定の状況や時期における能力を表す際に使います。
以下のような使い方があります。
- 過去の能力を示す:
- 例: I was able to solve the problem yesterday.(昨日、その問題を解くことができました。)
- 未来の能力を示す:
- 例: I will be able to help you next week.(来週にはお手伝いできるようになります。)
- 特定の状況における能力を示す:
- 例: He is not able to attend the meeting due to a prior engagement.(彼は先約があるため、その会議に出席できません。)
「be able to」は、特定の状況や時期に関連する能力を表すのに使われ、時間に関するニュアンスがあります。
使い分けのポイント
- 現在の一般的な能力や許可: 「can」
- 特定の過去や未来の能力、または状況に関連する能力: 「be able to」
練習問題
- 彼は英語を話せる。
- He ___ speak English.(can / be able to)
- 彼女は先週そのプロジェクトを完了することができた。
- She ___ complete the project last week.(can / be able to)
- 私たちは明日の会議に出席することができるでしょう。
- We ___ attend the meeting tomorrow.(can / be able to)
練習問題と解答
- 彼は英語を話せる。
- 答え: He can speak English.
- 解説: 現在の能力を示す場合、「can」を使います。「can speak」は、「話すことができる」という能力を示しています。
- 彼女は先週そのプロジェクトを完了することができた。
- 答え: She was able to complete the project last week.
- 解説: 過去の特定の時点での能力や状況に関連する場合、「be able to」を使います。「was able to」は過去の能力を示し、「last week」は特定の時間を指しています。
- 私たちは明日の会議に出席することができるでしょう。
- 答え: We will be able to attend the meeting tomorrow.
- 解説: 未来の特定の時点での能力や状況に関連する場合、「will be able to」を使います。「will be able to」は未来の能力を示し、「tomorrow」は特定の未来の時間を指しています。
これで、「can」と「be able to」の使い分けの理解が深まったのではないかと思います。
次回の記事では、さらに詳しい例文や練習問題を用意して、「can][be able to]が使い分けられるように前編・後編を出します。お楽しみ!
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