発達障害/LD(学習障害)が大人になるとどうなるか

大人の発達障害&AC

先に伝えておきたいことは発達障害のLD障害(学習障害)と知能障害は違います。

LD(学習障害)は、知能に問題がないけど、一部のことに関して混乱するという特性があります。

幼少期から本人だけが感じる『生きづらさ』がいくつかあります。

たとえば、代表的なもので言うと算数障害です。

他の教科は、点数も取れるのに算数だけ出来ないという人も少なくありません。

今日は、LD(学習障害)がある私が大人になった今、どうなっているのかお見せします。

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発達障害/LD(学習障害)が大人になるとどうなるか

結論から言うと、大人になるとLD学習障害は慣れます

正確にいうと対策できるようになる!というのが正しいです。

特性の障害が無くなるってことは、ないです。

ビザうさ
ビザうさ

事実、私が小さい時から感じていた苦手なこと「読む、書き、算数」は、大人になっても苦手のままです。おそらくLDがある人は同じ感覚だと思います。

私が一番出来ない事は計算

7+8=とか6+12=とか、5以上の数字が出てくるととても難しいです。

小さい時から大人になった今も、指折りして計算しています。

掛け算についても、6以上の数字が難しい。

あと、8-0=とか何回やっても間違えます。

なんでかっていうと0の概念が私の中にない。

なので8×0=0を丸暗記してるので、8-0=8なのですが、私の場合0と答えてしまいます。

アナログ時計

またアナログ時計も小6くらいまで読めず、中学、高校でやっと読めるようになりました。

しかし、いまだに時間を逆算するときに暗算できないので1.2.3.4と文字盤を数えています。

例えば今、午後1時だとして、あと4時間後に出かける、または学校が終わるとする。

普通の人なら、考えることもなく4時間後が午後5時だという事が分かると思いますが、学習障害のある人はこの計算が瞬間的にできません。

数えて時間を確認するので、家にある壁時計や目覚まし時計、腕時計、すべてアナログ時計を使っています。デジタルだと今何時かということはわかっても、計算が瞬間的に出来ないのでデジタル時計は使っていません。

読めない障害について

これも私の体験談ですが、本を読んでいる時(日本語・英語同様)に、段飛ばしや読み間違え、音読みと訓読みの違いなど、はっきり分からず、大人になったいまも読めない漢字がたくさんあります。

また自分で勝手に日本語を読み替えたりします。

あと英語に関していると、日本語の和訳だけだと、未来のことをいっているのか現在のことをいっているのか予測が付かないことがあります。

理由は、言葉をそのまま読み取っているからです。

ストレスがかかると余計に読めなくなる

目で文字は追えるけど、声にも出して読めるけど、頭に意味が入ってこない

会社や学校、話し手のことが好きか嫌いかなどで、目に見えないストレスがかかっている環境にいると、なんだこれ?って思えるほどに日本語や英語の文字が読めなくなる。

とは言っても私の場合は字がゆがんだりするのではなく、目で文字は追えるし、声に出して読むこともできるけど、意味理解が全く追い付かないのです。

ただ聞き手は私が声に出して読んでいるので、理解していると思われてしまうのです。

しかし、本人は意味理解が出来ていないことが多くなります。

ビザうさ
ビザうさ

と、いうように大人になっても特性は健在です。

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学習障害に慣れるとは

慣れるってどういうことかというと、大人になると対処ができるってことです。

例えば計算

大人になれば人前で算数のテストをすることはないです。

いざ計算を迫れれる時がきても電卓にExcel、パソコンがあるので人にバレずに対処できます。

今も勉強し続けている

今でも算数の勉強を時々しています。

大人になった今も時々、やらないと計算ができなくなるんです。

この日は割り算だけど、引き算に足し算、掛け算、苦手な小数点もやっています。

基本、暗算出来ないので式を作ってやっています。

読むこと

これも同様で、大人になると人前で読むことってないので、対処できます。

でも文章の「読み間違え」や「段飛ばし」をうっかりしてしまうのは今も健在です。

どうしても読まなくてはいけない時

私が対処してることは教科書に線を引きながら読むことをしています。

ビザうさ
ビザうさ

こうすることで誰にもバレず、自己肯定感を下げることなく勉強が出来ています。

◆最近使った大学の教科書

線弾きまくりです。でもいいの。誰もいないから。

◆書くこと

文章があっちこっちにいってしまうか「を、が、は」が、ぬけることが多い。

しかし、ブログを続けることでだいぶ改善されました。

LD 学習障害の一般的な特性

ここからは、一般的に言われている発達障害/LD学習障害の特性を話しておきます。

私が説明した上の症状と似ているものがたくさんあります。

※最近ではLD学習障害はSLD限局性学習症ともいわれているようです

  1. 文章をスムーズに読めない
  2. 文章を読んでいると、どこを読んでいるのか分からなくなる(本の文章の上で脱線する)
  3. 飛ばし読み、適当読みをするなど読み方に特徴があります
  4. 漢字の音読みと訓読みの使い分けが出来ない
  5. 音声などの耳から入る情報は理解しやすい
  6. 文章を書くときに『を、は、が』など助詞が抜ける
  7. 算数の計算障害がある
  8. 文章問題を解くのが難しい
  9. バランスの取れた字を書くのが苦手
  10. 誤字脱字が多い

です。

文頭でも少し触れましたが、個人差があるので全部が全部持っているわけではないです。

成長するにあたって、自ら生み出した本人による戦略でやりくりしてる人もいます。

発達障害の私が皆より優れていること

発達障害の人は才能に凸凹があることで知られていますが、その通りだと思います。

一般的なことが出来ないことがあるもののみんなにな出来ないことが、簡単に出来てしまう経験を子供時代から経験しています。

私が人より優れていることを紹介していきます。

本の一例です。

ピアノを習って1カ月で両手で弾いた

ピアノの先生にも驚かれたのだけど、子供時代にピアノ教室に入会して1カ月で両手でピアノを弾いたこと。ただ、言われたことは「褒められたから」。

褒められたくて、練習していたら出来てしまった。

作文がクラスで一番にかける

私の場合、ルールの中で書くことは苦手なのだけど、自分の思いを表せる作文だと頭のなかでどんどん内容が浮かんできて止まらなくなり、あっという間に書き終えられます。

そうそのあっという間にクラスで一番です。

いつもビリなのに、作文だけは一番。

体育なんていない方がマシっていうくらい球技ができなかった。

ダンスも同様に無理だった。

絵を描くと賞がもらえる

絵は誰にもならったことがないのだけど、適当に絵を描くと表彰される。

大人になってした、知能検査の時も、図形の問題で良い成績出してたみたいです。

球技はダメだけどスノーボードが出来る

男の人でも難しい、パイプに入って滑っていたことがあります。

ウエイクボードもやると、数時間でボードにたってしまうので大人の人や男の人に驚かれます。

(これも多分図形と同じで、感覚的にこう体の体重をこれくらい動かすとこうなる!が分かる)


縦列駐車が得意

運転は下手だし、スピードも出せないし、車線変更も苦手だけどバック駐車と縦列駐車が得意。

(これも多分図形と同じで、感覚的にハンドルをこれくらい動かすと車体がこう動くのが分かる)

単純作業が得意

永遠と好きなことは同じことをしていられる。

英語の勉強をし始めたとき、子供向けの英語学習(Goomies)にハマり、ずっと見ていたら30話全部覚えてしまったことがある

ビザうさ
ビザうさ

と、いうようにマイナスだけではないってこと、伝えたい。

本日も最後で読んでくれてありがとうございます。

この記事を書いた人
ビザうさ

英語学習者です。

アダルトチルドレンと大人の発達障害のミックス。精神障害者手帳3級保持者だけど留学をきっかけに英語の勉強を始めました。

このブログは同じように障害や問題を抱えてるけど頑張りたい人に向けて、年齢問わず、すべての人の励みになればいいなぁと思って書いてます。(一緒に勉強を楽しもう!)

産能短期大学卒➡現在は”とある通信制英語大学”に通っています。

保有資格📚 秘書検定2級、英検準2級、簿記検定3級、MOS(Excel,Word,PPT)すべて一発95点オーバーで合格。

好きなことは、食べることと運動とペットの熱帯魚

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