こんにちは、ビザうさです。
実は私、このブログを開設して半年以上黙っていましたが、カミングアウトすることがあります!!
それは・・・・・タイトルの通りにHSPと発達障害傾向があるのです。こんなことを言うと、人に気持ち悪がられたり、人より劣ってみられるんじゃないかとかあって、黙ってましたが、思ったんです。
ここ最近、そういう人の人口が多くない???って。なので、今なら人から気持ち悪がられたり、病気扱いされたり、村八分にされずに本当のことを話してもいいかなって、思ったわけです。
私の体質についての詳細は、別ページの自己紹介欄に書いておきました。数日前までは、家庭環境が悪いってことしか書いてなかったのだけど、このカミングアウトと同時に、内容を書き換えました。ただ、勘違いしてほしくないことは、だからと言って人と凄く違うってことはないです。偏見は持たれたくないです。普通においしい物を食べれば、幸せな気持ちになるし、大切にしたい人と過ごす時間は最高だし、なんら人として変わらないです。ただ、一部分で脳の作りが人と少し違うために、大変な経験をする場面が多いってことだけです。
さて、前置きが長くなりましたが本題に入っていこうと思います!

HSPと発達障害傾向の私が通信制大学のスクーリングを受けた結果、地獄だった。
先に通信制大学のスクーリングは、どんなところかと話しておくと、土日に朝から夜まで一人の学生として、学校に行って授業を受けます。来ている生徒さんは全国から集まってきます。県外に住んでいる生徒さんだと前の日から東京のホテルに泊まって授業に参加してる人もいます。年齢は10代から70代くらいまでが1クラスとなり、一緒に授業を受けます。人数は科目にもよりますけど、平均して40人くらいだと思います。
通信制大学の授業体制は、一般の大学と違って(うちの大学特有かもですが)ディスカッションがメインです。40人中6~7人が小分けした1つのグループになり、机を寄せ集めてグループワークをします。グループワークでのテーマは、事前に講師が『お題(テーマ)』を出してくるので、そのテーマについて議論(ディスカッション)していくのです。テーマはだいたい1時間置きに新しいものに変わっていきます。話に参加しないと、授業態度の評価が下がることもあり、無理やりでも話さないといけません。
感が良い人だと、もうわかると思うのだけど、つまり、一切の共通点のない人とずっとディスカッションをし続けないといけないんです。
HSPや発達障害を持っている人にとって、この初対面と当たり障りない会話をするって、相当に地獄なんです。さらにテーマについても考える。いわゆる苦手の同時進行です。しかも、1日6限あるので1時間置きに誰かしら1回はリーダーの役回りが回ってくるので、嫌でもリーダーにもならないといけない。このリーダーっていうのも、私にとっては『同時に3つのことをする』ことになるため、理解されないかもしれないけど、非常に疲れてしまいます。
なぜって、話し方が分からないし、人を誘導させるって難問です。まず、あったこともない初対面の人の仕草や目の動き、顔の表情、声のトーン、すべてにおいてものすごい勢いで情報収取をしてるもんだから、心が休まらないのですよ。しかもそこまで考えなくていいのに『楽しんでるかな』とか、『今、ここで褒めてあげなくちゃよね』とか、あれ?そっけない。何か私が言ったのかしら?などなど、もう本当に凄い気を遣う。
当然ながら授業なので、ディスカッション中にテストみたいなものがあって、グループで考えて答えを選び出していく。そこで間違えるとグループの点数を下げてしまいかねないから、神経を集中させて回答に臨むものの、知らない教室、知らない人、迫り狂うこの環境に完全にパニック状態になってる私はミスをするんです。結果的にグループの点数を下げてしまうことが発生。
そうなると簡単に自己肯定感が下がりだします。もうそれはぐんぐん。ぐんぐん。そして、こいつ使えないやつって思われたかも?って、変な想像が始まるんです。同時に違う私が実際はもっとできるんだから、この場を上手にやらなくちゃ!って、マイナス心を封じ込め、なにもないふりをしてがんばるんです。でも実際には他人に気を使いすぎて、朝ご飯をたくさん食べてきたのに、昼前にはエネルギーをすべて使い果たす始末です。
そんなこんなでやっと午前中が終わり、一息つく間もなく、今度は、HSPと発達障害持ちにとって、もっとも地獄の『お昼ご飯を一緒に食べる』って時間が来るわけです。
つまり、内容のない当たり障りない会話のオンパレードタイム到来です。イメージで表現すると『今、後頭部の髪の毛剥げたな』って感じです。つまり、ストレス高くて髪が抜け落ちたってところです。※冒頭でも書きましたが、当たり障りない会話が難しすぎて出来ないんです
とは言っても、ここまでの人生、こんなことはもちろん経験済み!よっしゃ、なんとかお昼ご飯でエネルギーをチャージして乗り切るぞ~!と張り切る。
そして午後の授業が始まる。結果、数時間でお昼ご飯のエネルギーも消滅する。エネルギーメモリーラインが赤いところを指してるまま、グループの人達に気を使いながら、初めて聞く授業内容にも集中させて習ったことを頭に詰め込む作業も同時にします。なぜなら2日目の最終時間は、通信制大学生にとって、とっても とっても とっても大切な単位取得試験に合格しないといけないからです!さらに同時に先生が授業態度を見ているので、いい子にしてないといけない。※授業態度は最終試験の評価に影響します。HSPと発達障害持ちにとって、この同じ時間に複数のことを処理するって、難しいんですよね。たとえ健常者だとしても『マルチタスク』は生産性を下げると発表されているくらいだから、なおさらです。(マルチタスクの『無駄』について、別の授業で習い納得でした。)
その後、1日目の授業をなんとか生きたまま終わることが出来たのだけど、何が私の体に残ったかというと『知恵熱』です。疲れによる重頭と知恵熱が出てしまって、口が利けないほど疲れ、ダメージが体にふりかかり、帰宅後は何もすることが出来なくなります。つまりパワー欠損による鬱状態です。
結局、2日目のスクーリングに参加できないことが連続で続きました。私としては、なんとしても入学したからには、乗り越えたい!と、がんばるのだけど翌朝、体が鉛。つまり起き上がれない。これが現実です。
何回かのスクーリングで2日連続で参加して、最終日の試験も合格できたことがあるのだけど、この上ないやり切った感になりましたもの。多分、定型発達の人からみると『なんでそうなるの?』だと思いますが、疲れのレベルが尋常じゃないんです。
この状態を想像しやすく説明するならば、もしあなたが海外勤務になり英語があまり話せないとします。そして2日間ずっと、初めて行く場所で初めて会う人達が聞き取れない英語化、エチオピア語、韓国語、なんでもいいけど、メンバーはあなたにわからない言葉で意見を求めてきて、それにこたえていく感じです。
でも、あなたは英語が得意でもなければ、エチオピア語も韓国語も話せません。やれることと言ったら、相手の顔いろや表情、声のトーンで探り、話をまとめて会社に報告しなければいけないし、ミスをしたら評価が下がる立場です。といった状態に似ています。なんとなく伝わるといいのですが・・・。
うちの大学では、卒業するまでに必須単位数があります。詳細を話すとスクーリングでは、これだけの単位数をとってくださいね。というものと、レポート提出と試験合格ではこれだけの単位数をとってくださいね。と、いった具合に両方の単位数を取らなければいけません。
普通の高校までの授業のように椅子に座って黒板の内容をみて勉強するだけなら、たぶん、問題なく授業参加してある程度の成績を取ることはできたと思います。だけど通信制大学の授業は私のような体質の場合、かなり難しいことを入学してから知って、困っていました。
そんな私を救ってくれた、オンライン授業!
はい。タイトル通りに私はオンライン授業に救われています。
1年生の途中で、世の中がコロナになりました。うちの大学でも全部の授業が『Zoomでのオンライン授業』になりました。つまり、知らない人同士でのグループディスカッションがなくなりました!ということで、勉強だけに集中が出来る状態になったんです。
どういうことかというと、もともとHSPや発達障害持ちさんは、勉強のコツさえつかんでしまえばあとは、もくもくと勉強することが割と得意な人が多いんですね。私もその一人で、何時間も一人でもくもく作業したり、勉強することが嫌じゃないんです。
結果的に何が起きたかというと、成績が上がりました!(パチパチパチ✨おめでとう私!)スクーリングでは最低合格ラインのC評価だったものが、SやAが取れるようになりました。
このページで言いたかったことは、HSPや発達障害傾向のある人は、決して能力がないわけではないことなんですよね。ただ、苦手と得意が両極端なんです。もっと、住みやすい世の中になるといいです。
今後、スクーリングが開校されたらの対策
コロナがおさまって、通常の対面式スクーリングが開校されるようなったら、心がけていることがあります。それは、現状を分析すると問題になっていることは、1つ目にディスカッションです。それに加えて、2番目に毎日使ってない電車の線と、学校に行くときだけしか利用しないバスです。勉強はやれば出来る。という3つの枠で考えると、都内に住んで都内にある大学に通っているけど、県外から来ている人のようにホテルに前泊です。そうすることで2番目の使い慣れていない電車や環境のストレスを消滅できます。1つ目のディスカッションについては、シーンとしている中で勝手に『あ、私がなんとかしなくちゃ!』とか『話しやすくするために先に声をかけてあげなくちゃ!
』とか、していた私にとって、不利益な行動を心してやめることです。って、ものすごく神経を集中させないと簡単にできないので、前の日からイメトレしなくちゃいけないのだけどね。
そんなこんなで、卒業をめざします!今、単位がぎりぎりなのでなるべく取りこぼさないようにして現役で卒業めざします!
HSPと発達障害気質持っている人が「通信大学を卒業する方法とまとめ」
このページを読んでいる方は、同じように心に『もやっ』としているものや『疲れが尋常じゃない』を持っている人もいると思います。そんな方は、いまある自分にとっての問題を課題としてとらえて、シンプルに絞り込み、現状の分析と対策を考えてみると、進めると思います。

1.HSPと発達障害気質を持っている人がスクーリングに参加すると地獄
2.自分にとって何が大きな問題や負担になっているか分析し対策する
3.自分の得意分野を優先させると単位が取りやすい
4.オンライン授業がある大学なら、迷わずオンラインを受講したほうがいい ※ただし、コツコツが出来るタイプの人に限る
5.諦めるな