実は私、このブログを開設して半年以上黙っていましたが、カミングアウトすることがあります!!
それは・・・タイトルの通りにHSPと発達障害傾向があるなのです。
こんなことを言うと、人に気持ち悪がられたり、人より劣ってみられるんじゃないかとかあって黙ってましたが、ここ最近「発達障害」って言葉が結構知れ渡ってきたので、今なら人から気持ち悪がられたり、病気扱いされたり、村八分にされずに本当のことを話してもいいかなって、思ったわけです。
さて、前置きが長くなりましたが本題に入っていこうと思います!
(のちの検査でアスペルガー2級と診断されました;つД`))

HSPと発達障害傾向の私が通信制大学のスクーリングを受けた結果、地獄だった。
先に通信制大学のスクーリングはどんなところかと話しておくと、土日に朝から夜(9:00-17:30くらい)まで、大学生として学校で授業を受けます。
来ている生徒さんは全国から集まってきます。県外に住んでいる生徒さんだと前の日から東京のホテルに泊まって授業に参加してる人もいます。
年代は10代から70代くらいの人達が1クラスとなり、一緒に授業を受けます。人数は科目にもよりますけど、平均して40人くらいだと思います。
通信制大学の授業体制は、一般の大学と違って(うちの大学特有かもですが)ディスカッションがメインです。
主な流れは、
- 40人中6~7人が1つのグループになり、テーマに沿ってディスカッションをしていきます。
- グループワークでのテーマは、事前に講師が『お題(テーマ)』を出してくるので、そのテーマについて議論(ディスカッション)していきます。
- テーマは1時間置きに新しいものに変わっていきます。また話に参加しないと、授業態度の評価が下がることもあり、一人で知らんぷりとかしてられません。無理やりでも話さないといけません。
- スクーリング中は発言も評価対象なので、気が抜けないです。
- テーマが変わるごとにグループリーダーが変わる。そのため6限あるとしたら6回リーダーが変わります。スクーリングは2日間あるので、必ず自分がリーダーになります。
ここまで聞いて、人によっては『へ~』だけで終わるかと思いますが、HSP や人と話すことで失敗してきた思い出がある人にとっては、この環境はかなりキツイです。
HSP,発達障害傾向の私がスクーリングで地獄に感じたこと
結論から言うと、「一切の共通点のない人と1日中ディスカッション」をし続けることが地獄です。
何故なら発達障害人は、基本個人で完結できるところがあるので人と”コミュニケーションを取りながら相手の思いにも暗黙の了解で認識しながら、自分の思いを伝える”なんって、この上ない苦手項目だからです。
基本的に人と話が円滑に話せるのって、「おはよう、この席空いてますか?」「空いてますよ」くらいの定型文しか話せませんから。
あとは相手の顔色を見ながら、ちょっとでも相手が困ってる顔をしているものなら、過去の失敗談から(あ、私が何かしてしまったかしら?)なんて気持ちになり、自分責めの時間化するのがオチだからです。
スクーリングの流れと困り事
自分の意思では、なんとかスクーリングという時間を穏便にすませて、大学生らしく事を普通にこなし、普通に単位を貰いたい!(めらっ)
と意気込んでも、結局は出来ないで終わることが多い。
どうしてかと言うと、
- 1:1なら人と話せるけど3人以上になるとパニックになって、ものすごく疲れる。
- 大学のテーマについて考える力は持っているものの、人と一緒に何かをするという事が著しく難しく、いいアイデアが浮かんでも、相手に合わせすぎてもみ消されてしまう。
- グループの6~7人分の聞こえない謎の感情がドバっと私の心の中に流れ込むので、疲れる、なおかつリーダーが回ってきたとき死にそうになる。
- 人に余計な気を使って、グループの人が発言したことを褒めてしまうので疲れる。そしてまた別の人がアイデアを言ったら、その考えも素敵だと褒めてしまうので自分が消える&疲れる。
- 昔の経験から自分と他人の思考が違うことを経験しているので、自分の発言に自信がないので話せなくなる。
- 基本的に人と雑談することが大の苦手なので、1日中人とディスカッションするのがキツイ
- 休憩時間やお昼の時間もその席にいるので、一人になれないため、休める時間がない
- 休めないまま午後が開始する
- 2日目の最終時間には試験があるため勉強に集中したいのに、疲れすぎて試験が受けられない、もしくは疲れすぎて2日目は行くことが出来ない
- 単位落とす
- 自己肯定感が下がる
と言う感じになり、まじで地獄でした。
(とはいえ、のちに無事に卒業してますが・・・。)
HSP,AC,発達障害人がストレスを受けるとどうなるか
私の場合、おそらく同じように発達障害人、対人関係トラブル、別の意味で気を使いすぎるHSPを持っている人達はマルチタスク&急いで何かをすることが大の苦手だと思います。
そして私の場合、このストレス下状態が3時間以上続くと、頭が痛くなり、熱っぽくなり、さらにはぐったりして声も出せないほど疲れてしまいます。
人と話すだけでそこまでなるの?と思うかもしれませんが「なるんです。」なので障害なんです。
どういうことかと言うと、同時に作業をすることが出来ないからです。
簡単にいうと人と話をしながら勉強ができません。人と話しながらご飯も苦手です。ちなみに一人でご飯を食べながらスマホを見るのも苦手です。
仕事面もパソコンを見ながら電話に出ることも苦手です。
大学でのスクーリングは、この人と話しながら勉強をして、尚且つ相手の意見を受け入れ、こちらの意見も伝え、承認してもらうなんてことはハードモードそのものです。
発達障害人の疲れの度合い(私のケース4)
多分、定型発達の人からみると『なんでそうなるの?』だと思いますが、疲れのレベルが尋常じゃないんですよ。
疲れの状態が異常なんです
疲れレベルをリアルに伝えると、帰宅後疲れすぎてお腹も空かず、ご飯を取らずに9時PMには眠れてしまうほどです。
昔から人との会話は3時間が限界
3時間以上人といると、気づかいにおける体力の限界がピークを迎えるので6時間授業のつかれば半端ない。さらに他人に興味がないことがばれてしまうので難しいです。
HSPや発達障害人は素早く言語化出来ない
自分の考えを言語化するのが素早く出来ないので、スクーリング内でその場で何かを発言することが難しい。つまり人に相談するという経験が少ないのでスクーリングで人とどう話していいのか分からない。
早めに寝ても体力が回復しない
結局、翌朝は前日の疲れが残っていて、うつ病の時に体験したときのように体が鉛みたいに重く、2日目のスクーリングはどうしても行くことが出来ない。
という疲れレベルを体験しました。
そんな私を救ってくれた、オンライン授業!
タイトル通りに『私』は、オンライン授業に救われています。
1年生の途中で、世の中がコロナになり、うちの大学でも全部の授業が『Zoomでのオンライン授業』になりました。
つまり、グループディスカッションがなくなりました!(大喜び)
ということで、勉強だけに集中が出来る状態になったんです。
どうなったかというと、本領発揮!ということで成績が上がりました。
スクーリングでは最低合格ラインのC評価だったものが、SやAが取れるようになりました。
めでたし。
スクーリングが再開されたらしようと決めてる対策
コロナがおさまって通常の対面式スクーリングが開校されるようなったら、またあの地獄が待っていると思うと気が引けます。
そこで対策として考えたことがあります。
それは、
- 自分から気を使って話しかけない
- グループで困っている人がいても声をかけない(自分だけに構う)
- お昼休憩はどこかに早々と逃げて一人で食べる
- 無理に仲良くしようとしない
- 授業だけに集中する
- 通学でのエネルギー消耗さえも消耗させたくないので前日からホテルに泊まる。(都内済みだけど電車にのることがへとへとになる私にとって『電車に乗らない』を選択したほうが有利のため)
以上、HSP,発達障害持ちの私が通信大学のスクーリングを受けて感じた『地獄』と今後の対策方法でした。