今日はa delicious-looking foodのようなハイフン「ー」を使って「美味しそうな食べ物」と意味を作る表現があるので作り方や意味、ハイフンがないとどうなるのか、意味が変わってしまうのかまで解説していきます!
a delicious-looking food ハイフン「ー」を使った形容詞の作り方
まず、a delicious-looking foodの文章構造を説明すると、形容詞 delicious、現在分詞 looking、ハイフン、名詞 food の語順になっています。
形容詞と現在分詞をハイフンでつなげると1つの形容詞として機能させることができ、意味がdelicious-lookingで「美味しそうな」という意味を作ることが出来ます。
そして必ず最後にfood(名詞)が必要なので置きます。
名詞が必要な理由は、形容詞は名詞を修飾するルールがあるためです。
例文
I want to eat when I see pictures or videos of delicious-looking food.(美味しそうな食べ物の写真や動画でみると食べたくなります)
という意味が作れるようになります。
ハイフン形容詞をまとめると以下です。
ハイフン「-」を使った形容詞のルール(作り方)
- 役割
ハイフンを使って2つ以上の単語をつなげることで、1つの形容詞として機能させます。この形容詞は通常、名詞の前に置かれます。 - 作り方
- 形容詞 + 名詞 + ing
例: delicious-looking food(おいしそうな食べ物) - 名詞 + 現在分詞+名詞
例: time-consuming task(時間のかかる作業)、 - 名詞 + 過去分詞+名詞
- well-written book(よく書かれた本)
- 形容詞 + 名詞 + ing
- 注意点
ハイフンでつながった形容詞は、名詞の前でのみ使います。文の最後に置く場合は、ハイフンを使いません。- 正: This is a delicious-looking cake.
- 誤: This cake is delicious-looking.
のように一連の語順のルールがあります。
形容詞+ing+名詞、名詞+ing+名詞になっても一貫性がある理由
上の例文で使われているようなハイフン形容詞には①形容詞+ing+名詞(a delicious-looking cake)(美味しそうなケーキ))、②名詞+ing+名詞(time-consuming task(時間のかかる作業))、③名詞+過去分詞+名詞(well-written book(よく書かれた本))と3種類の語順がありますが、難しく考えずに以下のようにシンプルに覚えましょう。
- 形容詞の場合はingでつなげて、最後に名詞を置く
- (a delicious-looking cake)(美味しそうなケーキ))
- 名詞の場合もingでつなげて、最後に名詞を置く
- (time-consuming task(時間のかかる作業))
- 名詞の場合は過去分詞edとも繋げられ、最後に名詞を置く
- (well-written book(よく書かれた本))
くらいに単純でシンプルに考えると、頭の中がすっきりして、ハイフンを使った形容詞が作りやすくなります。
なぜ一貫性があると言えるのか?
ハイフン形容詞は、以下の共通点を持っています:
- 名詞を修飾する形容詞として機能する
- どちらの形でも、名詞の前に置かれて、それを修飾する役割を果たします。
- a delicious-looking cake → おいしそうなケーキ
- a mouth-watering dessert → 食欲をそそるデザート
- どちらの形でも、名詞の前に置かれて、それを修飾する役割を果たします。
- 言葉を組み合わせてイメージを具体化する
- “delicious-looking” は「おいしいように見える」という直接的な意味を伝えます。
- “mouth-watering” は「口に水がたまる(よだれが出る)」という比喩的なイメージを用いて、「おいしそうな」を伝えています。
勉強のための方法
①ハイフン形容詞をパターン別に理解する
- 形容詞+現在分詞+名詞
- good-looking man(見た目が良い男性)
- 例文:She married a good-looking man.(彼女は見た目が良い男性と結婚した)
- 名詞+現在分詞+名詞
- eye-catching (目を引く)
- She wore an eye-catching dress.(彼女は目を引くドレスを着ていた。)
- 名詞+過去分詞+名詞
- hand-made(手作りの)
- I bought a hand-made necklace. (私は手作りのネックレスを買った)
②自分の興味に合わせた例文を作る
自分が良く使いそうな単語でハイフン形容詞を作ると覚えやすくなります。
例えば、料理が好きなら、
- oven-baked bread(オーブンで焼いたパン)
- home-cooked meals(家で作った料理)
のように作ってみましょう。
③オンライン辞書(Oxford Learner’s Dictionaryなど)を使う
- “hyphenated adjectives” を検索すると多くの例が出てくるので参考にすると良いです。ただ、初心者にとっては、全部英語なので、少し難しく感じるかもしれません。
④ハイフン形容詞のdelicious-lookingのような直球型とmouth-wateringのような比喩的な形に慣れる
- ハイフン形容詞は形容詞の単語を見て、日本人でもすぐに意味のイメージが付くdelicious-looking foodのものと,すぐにイメージが付きにくいmouth-watering foodがありますが、徐々に慣れていくか、まずはイメージが付きやすい形容詞とing+名詞で作り始めると良いです。
ハイフンを取るとどんな意味になってしまうのか!
形容詞ハイフンのハイフンを取るとどんな意味やニュアンスになってしまうかというと、意味が伝わらなくなることがあります。
これまで使ってきた例文でハイフンを取るとこんなイメージになってしまいます。
ハイフンありの「delicious-looking food」
- 意味: 「見た目が美味しそうな食べ物」
- 解説: ここでは「delicious-looking」が一つの形容詞として使われ、「食べ物」の見た目が美味しそうであることを表しています。
- ネイティブスピーカーは、この形で「美味しそうな食べ物」という意味を正確に理解します。
ハイフンなしの「delicious looking food」
- 意味: 「美味しい、見ている食べ物」(文脈によっては意味が少し変わる)
- 解説: ハイフンがない場合、「delicious looking」という言い回しがやや不自然に感じられることがあります。この場合、「delicious」が「looking」を修飾する形になり、「美味しい見ている」という意味になってしまう可能性があります。
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