前回の記事では実際に通信制大学に通う私が「通信制大学とは」という内容を説明しましたが、今回は「卒業のしやすい通信大学」VS「卒業しにくい通信大学」をそれぞれの特徴とともに紹介していきます!
通信制大学:卒業しやすい大学3校、しにくい大学3校を紹介!
通信制大学には「卒業しやすい大学」と「卒業しにくい大学」があります。
今日はベスト3、ワースト3、全6通信制大学の名前を出し具体的に紹介します!
まずは卒業しやすい通信制大学の特徴からです。
卒業しやすい通信制大学の特徴
卒業しやすい通信制大学の特徴は、なんといっても卒業率を重視してください。これは入学してから身に染みてわかる事なのですが、卒業しやすい大学は学生が勉強しやすい無駄のないシステムが確立されているんです。
それはどんなことかというと、学習がしやすいカリキュラムで勉強すること、分からない時に大学側からサポートやアドバイスを貰えるなども、自宅学習中心の通信制大学生にとって重要なことになるからです。
では、さらに深堀してベスト3校をみて行きます!
卒業しやすい通信制大学 ベスト3
1位:産業能率大学・自由が丘産能短期大学
産業能率大学・自由が丘産能短期大学は、通信制教育において高い評価を受けている大学です。
ぶっちゃけると私は最初にこの短期大学に入学、そして働きながら2年で卒業しています。
働きながら2年で卒業できた理由は、上にも少し触れましたが、初めての通信制短期大学で単位の取り方が分からず、半年間たったの2単位しか取れていない時に大学事務局に相談したら、「学習計画」の立て方とあと1年半で卒業する計画方法を教えてもらい、無事に卒業が出来たんです。
その理由は学びやすいシステムが整っていたこと、学費が入学から卒業までいくらかかるなども明確で安心できたし、学習計画の大切さを学べたからです。
また短大から大学に編入する際にも短大の単位を持って行けるので3年、4年はスクーリングに参加せずに大学を卒業できる体制まで社会人学生にとって、とっても良い待遇が揃っています!
「個人的に初めての通信大学の人にとっても、そうじゃない人にとってもおすすめ通信大学です」
まとめると以下です。
- サポート体制:
- 学生を卒業まで導くためにしっかりと担当教員や事務局より、サポートをうけることが出来る。
- カリキュラム:
- 忙しい社会人や主婦学生のためにもシンプルで分かりやすい学習カリキュラムが組まれており、自分のペースで学習を進めることができる。
- 学費が分かりやすくお金の面でトラブルになることがない:
- 教科書、在籍料、スクーリング参加など費用がかかりますが、最初の入学金にすべてこみこみなので特別なスクーリングを除けば、追加でお金を払うことがありません。
- 奨学金制度:
- 学費ローン(株式会社オリエントコーポレーション)も組むことが可能です。
- 英検などの資格が単位になる
- あらかじめ持っている資格を入学時に申告すると2単位、免除されます。
- 通学不要
- 1年2年はスクーリング参加が必須ですがコロナ渦以降はオンラインでスクーリングに参加することができ通学不要です。
- ※但し、科目によっては通学する場合もあります
- 圧倒的な卒業率の高さ
- 短大65%、大学70%と高い卒業率を誇っています。
自由が丘産能短期大学通信教育部 産業能率大学 通信学部
https://www.sanno.ac.jp/tukyo/
2位:サイバー大学
サイバー大学は、すべてオンライン上で学習ができ、通学することなく卒業が出来ることが大きな特徴です。
自宅のパソコンや外出先のパソコンやタブレット端末からログインし資料をダウンロード、動画の視聴を自分のペースで進めることが出来ます。
- サポート体制:
- キャリアサポートセンターでは学生の学習計画の作成や進捗管理、就職、転職まで学ぶ側の立場に立った相談にのってくれます。
- 多くの学生が情報通信に就職しています
- ※就職サポートが大学であることは稀ですごいことです!
- 3年で卒業可能:
- 学生が自ら希望し、卒業必須単位を優秀な成績で修得した場合、3年、3.5年で卒業が出来ます。
- ITが学べる
- 時代ニーズに合わせたITスキルを大学内で学ぶことが出来ます。
- 通学不要
- すべてオンラインで簡潔、卒業が目指せます
- 圧倒的な卒業率:
- こちらの大学の卒業率もとても高く76%
- ただ学費が少し他、通信大学に比べ高額になります。資金に余裕がある人におススメです。
サイバー大学
https://www.cyber-u.ac.jp/
3位:早稲田大学 人間科学部eスクール
インターネット上で卒業ができる早稲田大学の通信教育課程(eスクール)です。
「あの早稲田」ですよ!名前を書いているだけで憧れちゃうのは私だけでしょうか・・・w
- ITヘルプデスク:早稲田大学のシステムの使い方や学習の仕方、レポートの提出方法,BBSの使い方、履修時の困りごとなど専門スタッフがオンラインでサポートしてくれます。
- 在庫数560万冊の図書館:中央図書館を始め、4つの図書館があり参考文献なども大学内の図書館から探すことが出来ます。
- 通学不要
- 卒業率:50%~60%
早稲田大学 人間科学部eスクール
https://dpt-e-school.w.waseda.jp/
卒業しにくい通信制大学 ワースト3
卒業率が低い大学は、サポート体制やカリキュラムに課題や問題がある場合が多いです。
一言でいうと卒業まで苦難なことが多く、一筋縄で単位が取りずらい特徴があり、卒業まで学習することはもちろんのこと、別途で精神力と忍耐力が必要です。
以下に、卒業率の低い通信制大学とその特徴を紹介します。
1位: 慶応義塾大学 通信教育課程
レポートの出題から難しいものが多く、何度も不合格を繰り返したり、他の通信にはあまりない「卒業論文」の提出があります。
- 特徴:
- 学生のサポート体制が不十分で、自己管理が難しいと感じる学生が多いです。
- レポートの難易度:
- 論文形式の問題が多いが何を問われているのか分かりづらいため不合格になる
- 大学側の添削もあいまいな回答が多く自己学習がしにくい
- 質問がすぐにできない:
- 質問箱を利用して担当講師などに質問ができるが返答に時間がかかってしまい学習が進められない。
- 卒業率:
- 10%以下
慶応義塾大学 通信教育課程
https://www.tsushin.keio.ac.jp/
2位:中央大学 法学部通信教育課程
- 特徴:
- カリキュラムが厳しく、学習の進捗が滞りやすいです。サポート体制もあまりスムーズではないと言われています。
- スクーリング参加が必要:
- 決められた単位数が必要になります。
- 質問がすぐにできない:
- 質問箱を利用して担当講師などに質問ができるが返答に時間がかかってしまい学習が進められない。
- 卒業率:
- 25%と表記されているが在学生の声では「実際はそれより低い」と言われています。
中央大学 法学部通信教育課程
https://www.tsukyo.chuo-u.ac.jp
3位:聖徳大学 通信教育部
またまたぶっちゃけていうと私は聖徳大学の文学英語コースの卒業生です。最初に自由が丘産能短期大学通信教育部に入学、卒業➡聖徳大学通信教育学部に入学、卒業をしましたがとっても大変でした。
- 特徴:
- 学生に負担になる学習内容が多く、単位も取りにくく、困った時に事務局のサポートが限られており、勉強以外でとても忍耐力が必要です。
- スクーリングが鬼:
- スクーリングはオンラインで簡潔できますがめちゃ大変。
- グループワークあり。
- スクーリング3日間の内、レポート提出が24個のミニテスト、最終日に大きい試験で疲労度がマックスになる大学でした。
- レポートの難易度が高い:
- 慶応大学通信と同様に何を問われているのか分からない問題が出題されます。慶応大学でも4000文字なのにこの大学は最高1万文字レポートが存在します。疲労の連続でした。
- 卒業率:
- 発表されていないが10%以下と言われています。
- 2023年の私が在籍していた文学部英語コースは卒業者たったの4名でした。
聖徳大学 通信教育部
https://tk.seitoku-u.ac.jp/
通信制大学:卒業しやすい大学 まとめ
卒業しやすい通信制大の特徴:
- 学習しやすい問題レポートで合格しやすいこと
- スクーリングがハードでないこと
- 科目試験に合格しやすいこと
- 過去問があること
- 学生に負担のないカリキュラムが揃っていること
- 事務局員が学生の相談にのってくれ、卒業までサポートしてくれること
これらがある大学は、「行って良かった」「卒業出来た」を手にしやすいので参考にしてください。
卒業しにくい通信制大学の特徴:
聖徳大学に通った私の苦労話は、以下の記事のようなことがありました。
膨大なレポートの量で大変でした。
卒業まじか、レポートが5カ月返却されませんでした。などなど普通では考えられない想定外な事の連続でした。
私のブログでは、ほかにも通信制大学の記事をたくさん書いています。よかったら読んで自身の大学選びの参考にしてくださいね。
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