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HSPでも短大卒業できた!自由が丘産能短大の体験談

発達凸凹学生:記録
この記事は約5分で読めます。


はじめに:発達凸凹やHSPの人にとっての「スクーリングの壁」

発達凸凹(HSP・ASD・ADHDなど)の特性を持つ人にとって、
スクーリング(対面授業)はとてもハードな時間ですよね。
一度にたくさんの人と話したり、知らない人とグループを組んだり……。

私も人が多い場所やディスカッションがとても苦手で、
通信制短大のスクーリングでは何度も「もう無理かも」と思いました。

それでも、自分なりの工夫大学のサポートのおかげで、
自由が丘産能短期大学を無事に卒業することができました✨

この記事では、私の体験をもとに

  • スクーリングで苦しかったこと
  • どうやって乗り越えたか
  • 特性があっても卒業できた理由

をお話しします。

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HSP・発達凸凹の人がスクーリングで疲れやすい理由

HSP(Highly Sensitive Person)や発達凸凹の人は、
まわりの刺激を強く感じ取る特徴があります。

たとえば大学のグループディスカッションでは、
多くの人と対面ではなすため、もともと話すことが得意でないために相手の表情・声のトーン・間の取り方・匂い・息づかい……
そうした細かい情報が一気に体に入ってきてしまい、
エネルギーを消耗しやすいのです。

私も、5〜6人で話すだけで頭が真っ白になり、
相手全員の様子を無意識に読み取って疲れてしまいました。
「うまく話さなきゃ」と思えば思うほど、心も体もぐったり。

そんな状態では勉強に集中できず、
スクーリングが“地獄”のように感じていました。

スクーリングで体験した苦しさ

初めてのスクーリングでは、先生の指示で前後左右の人とで机を寄せ合い、1つのグループを作りました。
全員初対面で、会話のテンポも価値観もバラバラ。

HSP気質の私は、とにかく仲良くやろうとするあまり、全力で相手に合わせてしまう傾向があります。

  • 孤立している人がいないか気を配る
  • 空気を読んで無理に笑顔を作る
  • 全員の意見を肯定してしまう

そんなことまで気にしてしまい、必要以上に疲れてしまいました。

帰宅後は吐き気・めまい・下痢などの体調不良に。
2日連続のスクーリングでも、2日目に行けず単位を落とすこともありました。

「頑張りたいのに行けない」——その繰り返しで、困っていました。

立ち止まって考えた。「このままじゃ卒業できない」

入学して半年、取れた単位はたったの2単位。
「このままじゃ退学か留年になってしまう」と焦りました。

でも、あきらめたくなかった。

そこで私は、スクーリング以外の方法で単位を取ることを決意しました。
それが「レポート提出+科目試験」で取れるだけの単位を取る!です。

通信制大学での単位の取り方は、スクーリング+科目試験、またはレポート提出+科目試験の2つの方法があるのだけど、私はスクーリング単位は後回しにする方法を先に行うことにしたんです。

学習計画を立てて少しずつ前進

まずは大学の事務局に電話をして、
「学習計画の立て方」を教えてもらいました。

教えてもらった方法をもとに、自分なりに逆算して計画を立てました。

  • 1ヶ月に3本のレポート提出
  • 5科目の試験受験
  • 不合格も考慮して再チャレンジ

GoogleカレンダーやExcelを使って進行表を作り、
毎月小さな達成感を積み重ねながら、
50単位以上をコツコツ取ることができたのです✨

もう一度スクーリングへ。私なりの「対策」

残りの卒業に必要な「スクーリング単位」を取るため、
もう一度挑戦することにしました。

ただし、以前と同じではなく、自分の特性に合わせた工夫をしました。

  • なるべく目を合わせない(視覚刺激を減らす)
  • 相手を「人」ではなく「ニンジンやごぼう」と思う(笑)
  • 昼休みは1人で静かに過ごす

この小さな工夫で、ストレスはぐっと減りました。
そして、スクーリング単位も取得できるようになっていったのです。

でも、きついことに変わりはなかったです。

でも、入学当初よりもエネルギーの使い方が上手になり、
自分の成長を感じられるようになりました。

コロナ禍でオンラインスクーリングに変わった!

「あと何回スクーリングに出れば終わるんだろう…」と思っていた矢先、
コロナ禍でスクーリングがオンライン化になりました。


ディスカッションがなくなり、自宅から安心して受講できるように。
対面よりも刺激が少なく、勉強に集中できるようになりました。

その結果、成績も一気に上がり、
「私はやっぱり外部刺激に弱いんだ」と気づけたのです。

オンライン学習は、私にとってまさに救いでした。
「自分の特性を理解して環境を整える」ことの大切さを実感しました。

卒業!自由が丘産能短期大学で学んだこと

2021年秋、ついに自由が丘産能短期大学を卒業しました🌸
学位記を郵送で受け取った瞬間、心から嬉しかったです。

自由が丘産能短大は、社会人でも学びやすく、
事務局のサポートもとても親切。
発達凸凹やHSPの学生にとっても安心して学べる通信制大学です。

多くの卒業生がそのまま産能大学へ編入していますが、
私は別の3年次編入で別の通信制大学に進みました。

特性があっても大丈夫。大切なのは「自分のペース」

HSPや発達凸凹の特性があると、
「みんなと同じようにできない」と落ち込むこともあります。

でも、通信制大学なら自分のペースで学べる
そして、特性を理解して工夫すれば、ちゃんと卒業できます。

私の体験が、今悩んでいる誰かの背中を
少しでも押せたら嬉しいです🌷

(文:ゆき)

この記事を書いた人
ゆき

大人になってからの学びはおもしろい📚
通信制短大・大学を卒業し、現在も英語学習を継続中。
自由が丘産能短大(’21)→ 聖徳大学 英語科卒業(’24)👩‍🎓
このブログでは、通信制大学での学び方や英語力アップの工夫、
そして社会人が続けられる方法を発信しています。
🌿 YouTube「ゆきの一歩」も更新中です。

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