現在私は通信制大学の社会人大学生なのですが、在学中に「発達障害」「境界知能」とダブルで見つかりました。大学に申告するか迷ったけど、伝えて良かったので記事にします!
通信制大学 発達障害を申告したら支援が受けられた!合理的配慮
結論から申し上げますと、大学に障害があることを申告したら、支援が受けられました。
初めてのことなので、これが「支援」と言えるのか分からないけど、私にとっては大学生活を過ごしていく中で良かった支援を受けられました。
ちなみに支援は合理的配慮とも呼ばれています。
大学からの得られた3つの支援(合理的配慮)
~支援してもらった3つのこと~
- 個別にスクーリングの進行をサポートしてくれた
- 発達障害と境界知能を持っているとみんなと同じスピードで情報を処理できない時があります。とある科目でのことです。教員の指示を聞きながら、いくつかの学習作業を同時にしていた時に朝から晩まで課題に追われる通信制大学の課題やディスカッションが重なり、じわじわと脳が疲労しはじめて脳内が熱くなる感覚を感じたあとは支えられなくなり、オーバーヒートを起こします。
- その後、発達障害を持つ方の特徴としては、何をするのかがスパンと抜け落ち、思考が停止してしまいみんなと比べて遅れが出ます。1つのことを終了するのにも時間がかかるのもこの疲労のせいだったりします。
- そんな「何していいか分からない」状態の時にあらかじめ大学側に申告し、大学側が教員に発達障害の学生がいることを伝えてもらっていたので、遠慮しながらもチャットで先生に質問したら、個人チャットでやるべきことを書いて私に教えてたおかげでみんなについていくことが出来ました。
- 苦手な人とペアにならないようにしてもらえた
- 苦手な人はどこにでもいるのだけど、発達障害をもっていると過剰にその苦手意識が2.3倍に頭の中で膨れ上がり、鬱状態になることが良くあります。苦手意識がさらに苦手意識となり、勉強どころではなくなり生活に支障をきたすまで心が落ちてしまうことがありのも発達障害を持つ人の特徴です。
- 私がしてもらったことがは、苦手なクラスメイトとディスカッションでペアワークにならないように配慮をうけ、勉強だけに集中することが出来ました。
- 個別でレポートのサポート
- 発達と境界知能を持っていると、時にどうしても理解できない日本語にあたることがあります。それが大学のレポートの問題となるとさらに日本語の比喩が難しく書いてあるものが多く、日本語なのに英語文章を読解するくらい大変になることがあります。私の目には特に文字が絵に見えてしまうことがあり読めなくなってしまうことがあるのだけど、担当教員に相談したら、優しく個別で問題の意味を教えてもらい、無事に問題を解くことができレポートの合格も手にすることが出来ました。
3年次編入で入った聖徳大学だったけど、意外と発達障害を理解してくれる大学で助かりました。
大学で支援や合理的配慮があるかを調べよう
まずは通っている大学、通信制大学に問い合わせて「障害」(身体・精神)について支援や合理的配慮があるのか聞きましょう。
大学によってはホームページに支援や配慮のことを先に書いてある大学もあります。
わたしが通う聖徳大学ではホームページに何も書いていなかったので「支援」してもらえるか不安だったけど、メールで問い合わせたら「受け入れ」があったので今回のような支援が受けられました。
「注意」発達障害でも境界知能でも答えは教えてもらえません!
時々、発達障害を理由に勉強を頑張ることをしない状態で答えだけ教えてもらおうとする人がいますが、大学側は答えは教えてくることはありませんので注意してください。
今回のことで分かったっことは、大学側はサポートはしてくれるけど「大学生=学ぶもの」ということを大事にしています。つまり答えは自分で考えるんだよ!という体制です。
大学生なので、決して大学側や教員が「答えそのもの」を教えてくれることはありません。
あと通信制大学生で絶対に必要なことは個人の「自己管理能力は必須」です。
ただ、発達障害は私のケースのように手助けやアドバイスを大学側から貰えることはあるので、まずが申告してみてください!
2023年の今、発達障害への国のサポートを感じる
発達障害という言葉が世の中に浸透するまでは、みんなと同じことが出来ない人を「わがまま」「集団生活を乱す人」「特別扱いは出来ない」なんて位置に置く風習があったけど2023年の今、ネットでもYouTubeでもSNSでもかなりの人が発達障害や境界知能だと言える時代になりました。
事実、私もその流れがあったから大学に言う事が出来ました。
また国からの支援が教育機関へのサポートが行き届いていることも体験を持って理解が出来ました。
大人になって大学に入学したけど、今の時代の大学生で良かったなぁって思っています。
大学申告時に用意しておくべきこと!
発達障害や境界知能を持っている人は、脳の特性上、健常者に比べて瞬間的にまとまった順序良い会話ができないことが多いです。
汗って脳内パニックを起こして、結局自分の言いたいことが自分自身も分からなくなったりします。
もちろん、聞いている側もよく分からないので話がまとまらないことがあります。
私もまさにそのタイプなので、私は失敗したくないので言いたいことを紙にまとめ、箇条書きにして、メールで伝えました。
なんでメールかって?
電話だと会話の内容を覚えていられなくて言いたいことが渋滞してしまう可能性があるからです。
私が発達障害の特性で失敗しないために申告する前にしたこと!
- 自分が何に困っているのか
- その中で自分は何が出来るのか
- 何を大学側にしてもらいたいのか
この3つを軸に考えて自分の困りごとと支援してほしいことをまず紙に書きだし、自分自身の頭の中の整理を行います。
人と会話する場合は、声出しして練習もしたりします。
それでやっと一人前くらいの特性があります。
きっと健常者にはこの複雑さが想像できないと思います。
でもそれが発達障害であり、境界知能なんです。
まとめ
もし読者様が発達障害などもっているとして、一人悩んでいるとするならば今は国のサポートが教育機関に入っているので早めに申告しましょう!
~お知らせ~
私のブログでは発達障害や境界知能を持っていても、年齢にしている人も含め、今何かを学びたい人を応援する記事を体験談とともに紹介しています。良かったら他も読んでいってね!
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