大人になってから通信制大学で心理学を学び始めたとき、
「心ってこんなに奥深いんだ」と感じることがたくさんありました。
心理学は難しい学問というよりも、
自分を知ること・人を理解することに近いもの。
学びながら、過去の自分や日常の出来事が少しずつ“癒されていく”ような感覚がありました。
心理学とは?日常の「なぜ?」を解く学問
心理学は、「人の心と行動の仕組み」を科学的に学ぶ学問です。
通信制大学では、以下のような分野を幅広く学びました👇
- 感情や記憶、五感の働きを理解する 認知心理学
- 子どもから大人までの心の成長を学ぶ 発達心理学
- ストレスや人間関係を扱う 臨床心理学
- 社会や集団の中での心の動きを探る 社会心理学
授業を受けながら、「人の行動にはちゃんと理由があるんだ」と思えるようになりました。
たとえば、落ち込んだときに“可愛いもの”や“心地よい音”を求めるのも、
ちゃんと脳と心が安心を取り戻そうとする自然な反応なんです。
「癒し」は科学的にも証明されている
心理学を学ぶ中で印象に残ったのが、
“人が癒しを感じるときの脳の仕組み”でした。
人が外の世界から受け取る情報のうち、
実に実に約70〜80%が「視覚」からの情報だといわれています。
たとえば「淡いピンク」「丸い形」「小さなサイズ」のような
“可愛い”と感じる要素を見たとき、
脳の扁桃体(へんとうたい)が「安心」や「親しみ」を感じ取り、
さらに側坐核(そくざかく)という部分が刺激されて
幸福ホルモンのドーパミンが分泌されます。
同じように、美しい景色を見たときも脳は幸福を感じます。
たとえば、海や夕焼け、季節の花などの「美しい」と感じる色や形にも、
扁桃体が反応し、リラックスや感動の感情が生まれるのです。
つまり、「可愛い!」「きれい!」と感じた瞬間、
脳は私たちを幸せにしようと動いているんです🌸
そして、ふわふわした感触のぬいぐるみや
優しい香り、穏やかな音に触れると、
オキシトシン(愛情ホルモン)が分泌され、
心がゆるみ、安心感が広がります。
癒しって、ちゃんと脳の中で起きている現象なんですね🌸

大人になってからの学びは「自分を癒す時間」
通信制大学で学んで感じたのは、
大人の学びには“心を癒す力”があるということ。
学生のころは“覚えること”が中心でしたが、
大人になってからの学びは、
これまでの人生経験と重なって「腑に落ちる瞬間」が多いです。
たとえば授業で「自己理解」というテーマを学んだとき、
過去の自分の行動や感情を振り返って
「そうか、あのときの私は不安だったんだ」と
優しく整理できたことがありました。
学びながら、自分を癒していく。
それが通信制大学での心理学の一番の魅力でした。
学んだことが日常に生きていく
心理学を学んでから、
“心の仕組み”を知ることは、
自分を大切にすることにもつながると感じています。
たとえば、疲れたときに「少し休もう」と思えるようになったり、
人の優しさを素直に受け取れるようになったり。
大人になっても学び続けることは、
知識を増やす以上に、心を育てる時間なんだと思います。
まとめ:学びは癒しと気づきの連続
通信制大学で心理学を学んだことで、
私は「癒し」を“自分にとって必要なサイン”として受け止められるようになりました。
知識だけでなく、
心が少しずつ軽くなっていくような感覚。
それが、大人の学びの魅力です🌷
もし今、何かを始めたい気持ちがあるなら、
心理学の学びはあなたの心をそっと照らしてくれるかもしれません。

