私は通信制大学生です。集団生活が苦手で大学在学中に発達障害の検査を受けに行ったらASDの診断を受けました。最初、自分が障害者認定されると思っていなかったので、この事態を受け入れるのに時間がかかったけど精神障害者手帳を発行しました。
今日は手帳発行と同時に自立支援、障害年金も同時に手続きしたほうが良いこと、手帳を持って良かったこと、発達障害を大学に申告したら良かったこと、手帳の割引メリット、注意点まで体験談を踏まえながらまるごと解説していきます!
精神障害者手帳を発行の仕方
精神障害者手帳の貰い方は、精神科に6カ月以上通院すると、障害者手帳を貰える権利を得られます。6カ月たったころに、主治医に手帳を発行したいので「手帳の診断書」を書いてくださいと伝えます。
そして診断所を持って、住んでいる地域の区役所や市役所の障害者手帳の窓口で受付をします。診断書は別の専門部署に送られます。手帳の審査が通ると数か月後に手帳を受け取ることが出来ます。
手帳を貰える対象者は、発達障害、統合失調症、うつ病、双極性障害、てんかんなどです。簡単に言うと治らない病気や治療に時間がかかる精神疾患の人が対象になります。
手帳の等級は3級、2級、1級とあります。
この等級判断は、診断書の内容や病気の種類によって判断されます。

ちなみに私は、当時2つの病気に該当していて2級です!驚!
手帳の発行手順まとめ
- 精神科に6カ月以上通う
- 6カ月たったら診断書を書いてもらう ※診断書料金は5000円くらい
- 診断書を持参して区役所の障害者手帳発行窓口に行く
- 審査に通ると数か月後に手帳が貰える

手帳と同時申請したほうがいい自立支援医療証と障害年金
精神障害者手帳と同時に申し込みをしたほうがいいものがあります。それは自立支援医療受給者証と障害年金です。
自立支援医療証のメリット
精神科の通院費とお薬代が前年の所得によるけど、無料になるか、1割負担になります。
うつ病や統合失調症、発達障害は治りにくかったり再発のリスクが高い精神疾患です。
長い通院生活は、意外と医療費がかかりますが、自立支援医療証があることで医療費を減らした形で治療が出来るので、ぜひ一緒に取得してください。
障害年金のメリット
手帳と同時に障害年金にも申込みして、審査に通ると年間数十万円の年金を貰える制度です。ただこちらは精神科に初めて通った日などさかのぼって書類を用意していくので、一人で進めるよりも社労士さんにお願いして受給したほうがいいです。
社労士さんに支払う金額は20万程度かかるります。けど、自分でやると審査に落ちることの方が多いのでお願いすることをおすすめします。
精神障害者手帳の割引メリット
精神障害者手帳で受けられる割引
- 動物園、博物館や美術館は無料で入場できます。※区や市が運営してる施設のみ
- 水族館・ディズニーランドなども割引で入場できます。
- NHKの受信料が免除されます。
- 一部の交通機関の乗車料金が免除、又は割引されます。
- 一部の税金が減額されます。
- ドコモ、ソフトバンクなどの契約で割引されます。※現在はやっていない
- 障害者枠で就職できる。
通信制大学に発達障害と申告したら配慮してもらえた
私個人がとても良かったことは、在学中の通信制大学に「発達障害ASD]の申告をしたら、レポートで分からない事や集団生活の進み方にについていけない時に大学側から個別にサポートをしてもらえることがあり、快適に勉強に集中することが出来たことは嬉しかったです。

勉強は出来るほうなのだけど、集団の中での勉強が極度に苦手なのです・・・💦 あの人、苦手!と思ったら思考停止しちゃうし。
通信制大学の奨学金が免除されることもあります!最大メリット
通信制大学では発達障害や経済的負担を軽くするための学費免除や奨学金制度が用意されていることが多いです。適用される条件やサポート内容は大学や地域によって異なることが多いので在籍している大学や支援機構の公式ページで確認すると良いです。
ちなみに私は奨学金を使わずに学費を納めていたので、学費が割引になることはなかったです(;^ω^)でもこれも言えば免除になったのかも(≧◇≦)!

障害者枠で就職が出来る!
最後に紹介したいことは、障害者手帳を持っていると障害者枠の求人にエントリー出来ることです。厳密には手帳が無くても診断書があればエントリー出来るのだけど、手帳のあり、なしでいうとありのほうが有利です。
障害者枠での就職のメリット
障害者枠での就職のメリットは、求人に応募するときに障害者として履歴書を送るので、就職先で苦手なことをしなくて済んだり、急な体調不良で休んだとしてある程度よしとされるなど、体調に合わせた働き方が出来るんです。

障害特性に合わせた就職先の紹介もありますよ!
すぐに働くのが不安な人向け!
すぐに働くのが不安だったり、仕事が続かないことが多く不安な人はまず障害者を対象とした就労支援事業所に通所して、再就職に向けたスキルアップをして、ゆくゆく就職をする形もあります。
体験談:就労支援事業所に見学にいってきた
【atGPジョブトレ 発達障害コース】 にお話を伺いに行ってきました。
ここ凄くて、デスクワーク系の仕事からプログラミングやWEBデザインのカリキュラムのスキルを国の支援の元で無料で習うことができ、最終的には障害者枠として仕事を紹介してもらえるんです。これはありがたいって、正直思いました。
などなど、精神障害者っていうとネガティブな感覚になる人も多いかもしれないけど、実際に日常生活で困っている私としては、精神障害者手帳を発行して良かったです。むしろメリットだらけでした。
※詳細記事はこちら↓
まとめ
精神障害者手帳を持つことで得られるメリットは大きいので、精神科に6カ月以上通っている人は手帳を発行してもらいましょう。
私のように通信制大学や大学、高校など在学中の学生は発達障害と診断を受けたら、大学に申請して合理的配慮を受けましょう!
ちなみに私は集団生活の中で緊張すると、教科の字が見えなくなったり、目の前にいる人の声が聞こえなくなったりすることもあり、付いていけないことが小学生のころからあったけど、周りから目に見えない障害だったので手帳を発行することでお守りみたいになりました!
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