通信制大学の「スクーリング」ってどんな授業?社会人でも通えるの?
私はこれまでに自由が丘産能短期大学と聖徳大学(ともに通信課程)を卒業しており、どちらでもスクーリングを経験しました。
この記事では、2つの通信制大学で実際に体験したスクーリングの雰囲気・通いやすさ・授業内容を、社会人学生の視点でわかりやすくお伝えします。
通信制大学を検討している方、仕事や家庭と両立できるか不安な方に向けて、リアルな情報をまとめました。
スクーリングとは?通信制大学での必須授業
スクーリングとは、通信制大学で行われる対面またはオンライン形式の授業のこと。
普段はテキストやレポートで自宅学習をしますが、スクーリングでは実際に大学へ行き、先生や学生と直接学ぶ時間を持ちます。
このスクーリングは文部科学省の定める卒業要件の一部であり、大学によって回数や形式は異なります。
通信制の学生にとっては、貴重な「大学らしい授業体験」と言えるでしょう。
産能短大と聖徳大学のスクーリング体験談
自由が丘産能短期大学でのスクーリング
私が最初に入学した自由が丘産能短期大学では、土日祝開催のスクーリングが中心でした。
1科目につき2日間の集中授業で、2〜4単位を取得する形式です。
1日あたり約6時間の講義があり、内容は講義だけでなく、グループワークや意見交換も交えながら進みます。
通信制なのに、まるで通学制のような学びの充実感を味わうことができました。
休み時間には社会人学生同士で自然に会話が生まれ、励まし合える仲間もできました。
(でも私はコミュ障なので、静かにしてましたけどね)
聖徳大学(通信課程)でのスクーリング
次に編入した聖徳大学では、1科目につき3日間のスクーリングが多く、
特に「夏季スクーリング」は平日中心の開催でした。
社会人の場合は有給休暇の調整が必要ですが、日程が早めに公開されるため計画を立てやすかったです。
心理学や教育系など、より専門的で実践的な講義が多く、先生方も親身に質問に答えてくださいました。
授業中は真剣な雰囲気で、大人の学び場としての落ち着いた空気が印象的でした。
スクーリングの頻度と日程はどれくらい?
私の経験では、どちらの大学もだいたい次のようなスケジュールでした。
- 年に2〜3回ほどのスクーリング期間
 - 1科目あたり2〜3日間の集中授業
 - 主に土日開催(大学によっては平日あり)
 
社会人でも参加しやすいように、土日中心の集中型スケジュールが組まれています。
どちらの大学も、社会人が通いやすいように柔軟な日程調整がされていました。
特に産能短大では土日祝の2日間で2〜4単位を取得でき、短期間で効率的に学べます。
一方、聖徳大学では3日間必要な授業が多く、特に夏季スクーリングは平日開催が中心。
そのぶん内容が深く、先生との距離も近い印象でした。
大学によって違いはありますが、どちらも「社会人でも無理なく通える工夫」がされています。

社会人でも通える理由
通信制大学の学生の多くは社会人です。
そのため、大学側も次のような配慮をしています。
- 土日・連休中心の開催
 - 地方スクーリング会場の設置
 - オンライン受講の導入
 
私も仕事を続けながら通いましたが、土日集中型だったので無理なく両立できました。
通信制大学は「働きながら学び続けたい人」に寄り添う仕組みが整っています。
オンラインスクーリングの広がり
コロナ以降、多くの通信制大学ではオンラインスクーリングが広がっています。
Zoomなどを使ってリアルタイムで受講したり、録画配信で後から視聴できる大学も増えました。
聖徳大学ではオンライン授業が導入され、家にいながらでも単位が取れるようになっていました。
地方在住や家庭の事情がある方でも、無理なく学べる環境が整いつつあります。
スクーリングで得られる学びと出会い
スクーリングでは、教室で先生の話を直接聞くことで理解が深まります。
また、他の通信生との交流があるのも魅力です。
年齢も職業も異なる学生たちが集まり、
「こんな形で学んでいる人もいるんだ」と刺激を受けることも多くありました。
通信制の勉強は孤独になりがちですが、
スクーリングを通じて「同じように頑張っている仲間がいる」と実感でき、心強かったです。
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まとめ:通信制でも“学びの現場”を体感しよう
スクーリングは、通信制大学の学びを“現実の体験”に変えてくれる特別な時間です。
最初は緊張するかもしれませんが、
教室で学ぶことで「大学生としての実感」や「学ぶ楽しさ」を改めて感じることができます。
- 教科書だけでは得られない理解
 - 仲間とのつながり
 - 学生としての充実感
 
社会人でも十分通えますし、最近はオンラインも充実しています。
通信制大学を検討している方は、ぜひ一度スクーリングに参加してみてください。
きっと、「学ぶって楽しい」と感じられるはずです。
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
  
  
  
  
