英語試験とひと口に言っても、目的や評価されるスキルはさまざまです。
学生時代は「とりあえず英検を取っておこう」という感覚が多いかもしれませんが、大人になってから受験する場合は、目的に合った試験を選ぶことがとても重要です。
ここでは、社会人や大人世代が受ける際のポイントに加え、学生が取っておくと良い試験もあわせてシンプルに解説します。
大人におすすめの英語試験は?英検・TOEIC・TOEFLの特徴を解説!
結論から申し上げますと、大人におすすめの英語試験は1位が英検、2位がTOEIC,3位がTOEFLの順になっています。
ランキングを表にまとめると以下です↓
人気英語試験ランキング | 主な対象者 | 利用目的 | 特徴 |
1位:英検 | 小中高生〜社会人 | 学習・入試・履歴書 | 日本で広く知られる。5級〜1級まであり、4技能をバランスよく測定。 |
2位:TOEIC | 大学生・社会人 | 就職・昇進・転職 | ビジネス英語に特化。リスニング&リーディングが中心。 |
3位:TOEFL | 留学希望者・研究職志望者 | 海外進学・大学院入学 | アカデミック英語に特化。海外大学で重視される。 |
英語試験の種類を詳しく見ていくと以下です↓
英検(実用英語技能検定)
対象者・目的
小学生から社会人まで幅広く受験可能。
英語の総合力(読む・書く・聞く・話す)をバランスよく測定。
国内での認知度が高く、就職活動や資格手当の対象になる場合も。
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特徴
5級〜1級まで7段階。自分のレベルに合わせて挑戦できる。
4技能試験(ライティング・スピーキングも含む)で本格的な英語力をアピール可能。
留学・海外進学用には準1級以上が目安。
大人世代へのおすすめ度
英語を基礎からやり直したい人や、スピーキングも含め総合力を証明したい人に最適。
30代40代50代からでも段階的にステップアップしやすい試験です。
TOEIC(Test of English for International Communication)
対象者・目的
社会人・ビジネスパーソンに特化。
主にリスニングとリーディングを評価(スピーキング・ライティングは別試験)。
企業や官公庁での昇進・採用条件、海外赴任の判断材料になることが多い。
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特徴
10〜990点スコア制。
合格・不合格はなしなので単純に自分の英語スコアを知りたい人にもおすすめです。
ビジネスシーンでのメールや会話など、実務英語の理解度を測る基準になる試験でもあるため日本で人気の高い試験。
試験時間が長く集中力が必要。
大人世代へのおすすめ度
転職・キャリアアップを狙う社会人には特に有効。
「数字」で自分の英語力を明確にアピールできるため、社内外で評価されやすい。
また会社でTOEICで良いスコアを出すと、お給料アップしてくれる会社もあるのも、人気の高い英語試験です。

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
対象者・目的
海外の大学・大学院進学、留学を目指す人。
アカデミックな英語力(講義・論文・ディスカッションなど)を測定。
特徴
リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能すべてをオンライン形式で評価されます。
高得点を取るには高い語彙力と論理的な表現力が必要。
日本国内よりも海外での人気が高い英語試験です。
大人世代へのおすすめ度
海外留学や専門的な研究・仕事で英語を使う予定がある人向けです。
難易度は高めだが、世界で通用する英語力を証明できるので、日本でもじわじわと人気度が上がってきています。

最後に学生におすすめの英語試験も紹介しておくね↓
学生におすすめの試験
高校生・大学生におすすめの英語試験
英検準1級以上やTOEIC700点以上があると、就活時に書類で目を引きやすい。
特に英検準1級はスピーキング・ライティングも含まれるため、面接やグループディスカッションで自信が持てる。
TOEICは企業説明会やインターン応募時にスコア提出を求められることも多い。
留学希望者
アメリカ・カナダ・オーストラリアなど多くの大学はTOEFL、イギリスやオセアニアではIELTSが主流。
大学によって必要スコアが異なり、TOEFL iBTで80〜100点以上が目安。
留学準備は時間がかかるため、遅くとも1〜2年前から試験対策を始めたい。
基礎固め
英検2級は「高校卒業程度の英語力」の証明となり、入試や単位認定に使える学校も多い。
読解・文法・リスニングの基礎が固まるため、その後のTOEICやTOEFL対策がスムーズ。
高校生のうちに取得しておくと、大学入学後は上位クラスやスコアアップに集中できるので優位になります。
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まとめ
国内での就職・資格アピールなら英検・TOEIC
海外進学・留学ならTOEFL(またはIELTS)
大人世代は「今の生活や目標に直結する試験」を選ぶことで、学習モチベーションも維持しやすくなります。