40代で通信制大学に入学し、短大と大学の2校を卒業しました。
入学前は、
「仕事と両立できるのか」
「レポートはどれくらい大変なのか」
「本当に卒業できるのか」
不安だらけでした。
実際に経験してみると、想像以上に大変なこともあれば、
「通信制だからこそ続けられた」と感じる場面もありました。
この記事では、
・なぜ40代で入学を決めたのか
・レポートや試験の現実
・英語科での学び
・在学中に分かった自分の特性と、向き合い方
・卒業後に感じた変化
を、ひとつにまとめています。
これから通信制大学を目指す方が
全体像をつかめるように整理しました。
なぜ40代で通信制大学を選んだのか
私は40代で、通信制の短大と大学、あわせて2校を卒業しました。
もともと10代の頃、大学へ進学できる環境がありませんでした。
勉強そのものは嫌いではなかったけれど、「大学に行く」という選択肢が自分の人生にあるとは思っていなかったのです。
社会人になってからも、心のどこかに
「ちゃんと学び直したい」
「大学で勉強してみたい」
「大卒になりたい」
この3つの気持ちが、心のどこかに残っていました。
けれど、社会人の私にとって、通学制の大学に通うのは時間的に難しい選択でした。
仕事との両立、時間の制約、人間関係の負担――
40代の自分にはハードルが高すぎました。
そんなときに知ったのが、通信制大学という選択肢です。
・働きながら学べる
・年齢に制限がない
・自分のペースで進められる
・通学が少ない(または完全オンラインで卒業までできる)

「これなら挑戦できるかもしれない」
そう思ったのが、最初の一歩でした。
実際に入学してみると、決して楽ではありませんでした。
レポートの量、試験対策、スケジュール管理。
想像以上に自己管理が求められます。
それでも、通信制大学は
「今の自分」に合った学び方でした。
在学中には、自分の発達特性が分かるという出来事もありました。
そのことも含めて、通信制大学での学びは、単なる学歴取得ではなく
「自分を理解する時間」にもなったのです。

入学までの流れ
通信制大学に興味を持ってから、すぐに入学を決めたわけではありませんでした。
まずは情報収集から始めました。
・どんな大学があるのか
・卒業率はどのくらいか
・スクーリングは必要か
・学費はどれくらいかかるのか
通信制大学といっても、仕組みは大学ごとに大きく違います。
私は最初に短大へ入学し、その後、3年次編入で大学へ進みました。
入学手続きそのものは、思っていたよりシンプルでした。
願書提出、必要書類の準備、学費の納入。
試験がない大学も多く、「社会人でも挑戦しやすい仕組み」になっています。
ただし、入学前に考えておいたほうがいいことがあります。
それは、
「卒業までの時間をどう確保するか!」
通信制大学は自由度が高い分、自己管理がすべてです。
入学は難しくありませんが、卒業は簡単ではありません。
私は仕事を続けながら、学習時間をどう作るかを最初に決めました。
この準備が、その後の継続につながったと感じています。
レポートの現実
通信制大学で最も大変だったのは、レポートでした。
通信制というと「自宅でマイペースに学べる」という印象がありますが、実際は想像以上に自己管理が求められます。
レポートは、
・2000字程度のものから
・1万字近い論文形式のものまで
内容も分量もさまざまでした。
しかも「提出すれば終わり」ではありません。
不合格になることもあり、再提出になることもあります。
最初のうちは、
「これで合っているのか分からない」
「何が足りないのか分からない」
という不安との戦いでした。
けれど、レポートに向き合ううちに、
・調べる力
・まとめる力
・考える力
が少しずつ身についていきました。
レポートは確かに大変です。
でも、卒業率の差が出るのも、実はこのレポート部分だと感じています。
「どれだけ時間をかけられるか」
「途中で投げずに続けられるか」
ここが大きな分かれ道になります。
レポートが何度も通らず、悩んだ時期もありました。
どう書けば合格できるのか分からず、思い切って社会人対応の家庭教師サービスを利用したこともあります。
その結果、一発合格できた経験もありました。
(※詳しい体験は別記事でまとめています)
👉 通信制大学レポートが通らない人へ|家庭教師で一発合格できた体験談
試験・スクーリングのリアル
通信制大学は「通学が少ない」と言われますが、大学によっては科目試験やスクーリング(対面授業)が必要になります。
試験は、自宅受験のものもあれば、会場で受けるものもありました。
限られた時間内で答案を書く緊張感は、社会人になってから久しぶりに味わう感覚でした。
そして、私にとっていちばんエネルギーを使ったのがスクーリングです。
数日間連続で通う集中授業では、
・グループワーク
・発表
・その場での質疑応答
があり、想像以上に体力と集中力が求められました。
普段は一人で学ぶスタイルだからこそ、対面でのやり取りは刺激が強く、終わったあとはぐったりしてしまうこともありました。
実際、単位取得が思うように進まず、留年を経験したこともあります。
通信制大学は「入学はしやすい」と言われますが、継続する力がなければ卒業はできません。
それでも、スクーリングで直接先生の話を聞けたことや、同じように働きながら学ぶ人と出会えた経験は、今振り返ると大切な時間でした。
(※スクーリングの詳しい体験や留年の経緯については、別記事でまとめています。)
👉 通信制大学のスクーリングってどんな感じ? 社会人でも両立できる? 卒業生が解説
英語科はどうだった?
私は短大を卒業後、3年次編入で四年制大学の英語コースに在籍していました。
「通信制大学の英語レベルってどのくらいだろう?」
「ついていけるかな?」
これは入学前にいちばん不安だった部分です。
正直に言うと、楽ではありませんでした。
まず大変だったのは、レポート量です。
英語科ということもあり、英語文献を読んでまとめる課題や、論文形式のレポートが中心でした。
1科目あたりの負担は想像以上で、「英語力」だけでなく、読み続ける体力も必要でした。
次にきつかったのは、英語での発表です。
スクーリングでは、オールイングリッシュ(英語のみで行われる)集中授業もありました。
・英語でのディスカッション
・英語での発表
・その場での質疑応答
最初はついていくのに必死でした。
準備していても、緊張すると単語が出てこない。
頭の中が真っ白になることもありました。
そして、単語力不足。
読める単語と、実際に使える単語は違う。
分かっているつもりでも、口に出すとなると止まってしまう。

けれど、不思議なことに「完璧に話せなくてもいい」と分かってから、少しずつ楽になりました。
通信制大学の英語科は、帰国子女や上級者だけの場所ではありません。
基礎から積み上げていく気持ちがあれば、社会人でも、英語初心者でも挑戦できます。
もちろん、課題量は多く、自己管理は必須です。
それでも、英語を通して学ぶ時間は、単なる単位取得以上の意味がありました。
「学び直す」というより、「学び直しながら自分を広げる」感覚に近かったです。
(英語レベルや授業内容の詳しい体験は別記事でまとめています)
👉 通信制大学の英語レベルは?初心者でも大丈夫?
👉 聖徳大学スクーリング(英語)は英語漬け授業でした
在学中に分かった自分の特性と、向き合い方
通信制大学で学んでいる途中、私は発達特性の検査を受けました。
それまでも、自分がHSP気質であることは自覚していました。
人より刺激に弱く、集団の場では強く疲れてしまう。
ただ、
「どうしてこんなに時間がかかるんだろう」
「どうして同時にいくつものことを処理できないんだろう」
という疑問は、ずっと残っていました。
検査を受けたことで、ASD傾向や境界知能という特性が分かりました。
最初は戸惑いもありました。
けれど同時に、「だからだったのか」と納得と安心する部分もありました。

卒業後、何が変わったか
通信制大学を卒業したことで、人生が劇的に変わったかというと、そうではありません。
すぐに年収が上がったわけでもありませんし、何か大きな肩書きを手に入れたわけでもありません。
けれど、確実に変わったものがあります。
それは、
「自分を見る目」です。
私はこれまで、
・時間がかかる自分
・要領が良くない自分
・人より不器用な自分
をどこかで否定していました。
けれど、2校を卒業した経験は、
「時間がかかっても、やればできる」
という実感を残しました。
在籍が延びたこともありました。
レポートに何度も苦戦しました。
英語で頭が真っ白になったこともあります。
それでも、やめませんでした。
通信制大学で得たのは、学歴以上に
・継続する力
・調べる力
・自分の特性を理解する力
でした。
そしてもう一つ。
「遅くてもいい」という感覚。
20代でできなかったことを、40代でやった。
遠回りでも、間違いではなかった。
卒業証書は紙一枚かもしれません。
でもその裏側には、数えきれない時間があります。
それが、今の自分の土台になっています。

これから通信制大学を目指す人へ
通信制大学は、簡単な道ではありません。
入学はしやすくても、卒業は自己管理の積み重ねです。
レポート、試験、スクーリング、時間の確保。
途中で不安になることもあると思います。
私もそうでした。
在籍期間が延びたこともありますし、
レポートが通らず落ち込んだこともあります。
英語で言葉が出てこず、自信をなくしたこともありました。
それでも、続けていれば必ず前に進みます。
通信制大学は、
・年齢に関係なく挑戦できる
・自分のペースで学べる
・遠回りでも続けられる
学び方です。
もし今、
「もう遅いかもしれない」
「自分には無理かもしれない」
と思っているなら、
遅くても大丈夫。
遠回りでも大丈夫。
私は40代で、通信制の短大と大学、あわせて2校を卒業しました。
特別な才能があったわけではありません。
完璧だったわけでもありません。
ただ、やめなかっただけです。
あなたにも、できない理由より、できる方法がきっとあります。
通信制大学という選択肢が、

あなたにとっても「自分に合った学び方」になりますように✨
