このコーナーでは大学の授業で『勉強して良かった』『ためになった』『へ~そうだったのか』という、個人的に衝撃を受けた学びを紹介していきます(*’▽’)/

『話し方』に方程式があることを知りました
恥ずかしながら大学の授業を受けるまで『話すこと』に勉強や訓練が必要だなんて想像もしていませんでした。
でもいつも感じていました。”人と共感しながら会話ができないなぁ” とか ”言いたいことがうまく言えないなぁ”等のストレスやモヤモヤ。こうなる原因は『話す力』と『聞く力』を勉強してこなかったからだと気が付きました。
そして『話す力』は友人とのやり取り~ビジネスシーンまで幅広く使えるスキルなんです。
ちょっと意識するだけで誰でも習得できるんですよ(*’▽’)/

言いたいことが伝わらない
人と話していて「こんなに一生懸命話しているのに、どうしてわかってくれないの」と落ち込んだり、言いたいことの100あるうちの20%しか話せなくてイライラしてしまったりすることありませんか?最悪の場合、相手がこっちの伝えたいこととは違う取り方をして険悪ムードになってしまったり。
ビジネスシーンでは取引先に「○○さんは、なんの話をしているのかわからない。担当者を変えてほしい」と影で言われてしまったり等々。

私もそんな失敗をたくさん経験してきました。”どうしてうまくいかないのだろう?”って一人悩んでいました。『話す力』をもっと早くに知っていたら良かったのになぁ~って思うよ。

『話す力』を学んだから、これから大丈夫だね

そうなんだけど大学の先生の話だと知識を入れただけだとダメで、それを自分で使いこなして初めて大丈夫になるみたいなんだ。だから『CREC法』を意識して訓練中なんだ。
『話し方』で有名な理論:CREC法とPREP法
言いたいことを相手に伝える方法の1つにCREC法とPREP法があります。読み方はCREC(クレック)法とPREP(プレップ)法と読みます。二つの意味の違いは、ほとんど変わらないと思ってくれて大丈夫です。
ビジネススクールなんかでは、ほぼ確実にこの方法は教えてる内容なので覚えておくと為になる方法です。
PREP法
CREC法の大きな特徴は、結論を冒頭で述べ、最後にまた結論で締めくくる方法です。まず結論から話し伝えた後、なぜその結論になったのかという理由・根拠、またそれを裏付ける証明・証拠を示し、最後に聞き手に印象付けるように再度結論を強調して締めくくります。
この方法に当てはめて話すと不思議と話し手も話したい事が迷子にならず、聞き手も何の話をしているかが明確になり『伝わる』話し方になります。
PREP法を意識した例題
下記の■例題を見ると何を言いたい(伝えたい)のかわかりづらい文章に対して、■回答例ではCREC法を使ったことにより、言いたいこと(伝えたいこと)が分かりやすくなっています。コツは『結論から話す』です。
■例題
実際の仕事や社会の仕組みついては、学校では教えることは難しいものです。そこで当社では、来月から中学生の企業体験学習を行うことにしました。実際に会社の中で仕事を体験することで、仕事や社会の仕組みついて理解してもらえると思います。これも、社会貢献の1つだと当社では考えています。
■回答例
<C>今回、中学性の企業体験学習を行うことにしました。
<R>目的は、仕事体験を通して、仕事や社会の仕組みについて理解してもらうことです。
<E>実際の仕事や社会の仕組みについては、学校で教えることは難しいので、当社では社会貢献の一環として積極的に受け入れ絵行くべきだと考えています。
<C>では来月から企業体験学習を行いますので、よろしくお願いいたします。
引用元 文部科学省欽定社会通信教育
簡潔に話す:これで話が長いと言われない
■話を長引かせる3つの要因
- 言いたいこと(主題)が明確になっていない。
- 話の内容が十分整理されていない。
- 言葉の癖がある
話し手が言いたいこと(主題)をきちんと明確にしていないと、言いたいことが伝わらない焦りから、どんどん言葉を足していき話が長くなってしまいます。また聞き手としてもイライラしたり眠くなってしまいます。
■簡潔に話をする方法
- 主題(話したい事ややりたいこと)を明確にする
- 話す内容は1つだけに絞り込む
- 1つの話を強制的に3つに分けて話す『3点法』というやり方
授業を受けていて面白いなぁ~と思った内容は、某牛丼店の広告のキャッチコピーです。昔に流れていたCMで『安い』『うまい』『早い』と3つのキーワードだけで全国に牛丼という商品を世の中に知らせた3点法は凄くわかりやすいなぁ~と思いました。
『聞く力』を身に着けると最強
人は自分の考えや思いを伝えることは一生懸命になれても、人の話となると熱心に効こうとしない傾向があるようです。少し経ち留まり、自分自身の『聞く』姿勢が間違っていないか確認しましょう。
人は自分の『器』でしか聞けない
人は自分の知識や経験、価値観や考え方に基づいて話を聞いています。そのため最後まで相手の話を聞かずに早合点(理解しないうちに「わかった」と思い込むこと)や早とちりで話を聞き間違えることをします。このようにならない為にも、話は再確認をすることが大切です。また話し手と聞き手との認識の違いを事前に確認することが出来ます。
■例題1(日常編)
隣のウサギさんとビザうさが西〇デパートで待ち合わせをしているところです。でも隣のウサギさんの”西〇デパートでの待ち合わせ場所”とインビザうさ美さんの思う”西〇デパートでの待ち合わせ場所”に認識の違いが生まれてしまっています。

西〇デパートの前についたよ。ビザうさちゃんどこかな?(この時、隣のウサギさんは家族と待ち合わせで使っている人参モニュメント前に到着)

え?西〇デパートの前にいるよ。(この時、ビザうささんは家から近い北口正面をにいました)
例題2(ビジネス編)

部下さん 2時に○○商事のお客様が来るからお茶の準備をお願いね(この時、上司さんは緑茶を想像)

分かりました(この時、部下さんはコーヒーを想像)
~お客様が帰られたあと、上司は部下さんにこう言います~

部下さん、あのお客様はコーヒーが苦手だからお茶だと言ったのにどうしてコーヒー出すの?

いつも他のお客様にはコーヒーを出していたのでコーヒーだと思いました
2つともあるあるな典型的な例ですね。こうならない為にもお互いの認識を一致させておく(確認)必要があります。
聞く力を身に着ける方法
『聞く力』が付くと自然と『話す力』も付くのでマスターしたいところです。
①まずは聞き手役に徹し、相手から質問があったら返すようにする
②話すを聞くときは相手を尊重し、共感的な態度で聞く
③相手が違う考えだとしても心を閉じずに、考えや意見を受け入れる
④自分の考えがすべて正論だと決めつけない
⑤うなずきや相づち、目線を合わせる
⑥相手が言った言葉のキーワードを使って同じように質問してみる
以上です。

いかがでしたか?後半、急ぎ足になってしまったけど、大学で習ったことを書いてみました。実際に意識して行動をしてみると、難しい場面がたくさん出てきました。でも意識したことで会社内での人間関係が前よりもスムーズになった気がしているこの頃です。
最後にAmazonで調べたら良さそうな本がたくさんあったので、もし欲しい方がいたら参考に読んでみてください。私のなんかの説明よりもずっと理解しやすいと思います(*’▽’)/ 。評価の★が多いものを選んでおきました。